【タイ】スマトラ沖地震から10年、被災地を支援するプロジェクトが活発化

Global News Asia / 2014年12月26日 2時0分

タイの被災者も「さをり織り」に参加。日本の被災者の復興に祈りを込めた(CruisearoundTsunamiHavens Facebookページより)。

 2014年12月26日、スマトラ沖地震による津波被災から10年が経った。被災直後から被災者たちの心のケアとして、日本で考案された織り機によるプロジェクトが多くの被災者たちを支援してきた。同プロジェクトはその後、東日本大震災の被災地でも活躍している。

 プロジェクトは、この「さをり織り」を日本各地とタイの被災地で、希望者に織り紡いで、各被災地の復興を祈り、被災地同士をつなぐ架け橋となろうというもの。タイの津波被災から10年。そして阪神淡路大震災から20年の来年1月17日までに、311メートルの布を完成させる予定。2014年10月25日現在、約2200人の参加者のメッセージと顔写真が織り込まれ、完成した布は約220メートルに達している。

「さをり織り」は、「さをり織り財団」による身障者や心のケアとして、多くの地域で使われている。タイでは、2005年2月に日本人僧侶によって被災地にもたらされ、日本の援助でタイ南部パンガー県バンムアン地区役場の敷地内に、普及施設「さをりセンター」が建設された。

 同センターでは、周辺地域に住むタイ人女性たちが通い、離れた地域では自宅に織り機を置いて、技術習得訓練の後に作品として、主にフェア・トレードとして国外に送り出している。2011年に日本が被災した際には、日本に向けて「PRAY FOR JAPAN」のタグを付けて製作したグッズは、今でも注文があるという。

 現在、10年を迎える現地には、「さをり織り」財団理事であり、津波被災直後からツナミ・クラフトとして、フェア・トレードを通じて被災地を支援し続けている東山高志氏が入り、プーケットの身障者施設やインターナショナル・スクールなどを廻っている。10年となる12月26日には当時もっとも被害の大きかったパンガー県カオラック地区やバンムアンの「さをり織りセンター」を訪れる予定だ。

 プロジェクトはその後、20年目を迎える阪神淡路大震災の被災地神戸に向けて、再び日本で織り継がれ、最終的には目標の311メートルを超えるように織り進められる。2015年1月15日から20日には神戸市にあるハウジング・デザイン・センター神戸で展示会が行なわれる予定。

 プロジェクトの進行状況や報告は、以下のFacebookなどでチェックできる。
( https://www.facebook.com/CruisearoundTsunamiHavens/)
【執筆 : そむちゃい吉田】

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