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中国人が浴びせた理不尽な罵声は、人生で一番の屈辱! ーフィリピン

Global News Asia / 2015年12月3日 15時8分

レイテ島タクロバン空港から、車で2時間NAVALのミリンさんの家。(2015年12月2日撮影)

 2015年12月2日、南シナ海問題など、中国と政治的な緊張が高まっているフィリピン。高速鉄道建設を途中で投げ出したり、中国を批判する国内ニュースの数も増えている。

 現在23歳のミリンさんに、中国の印象を聞いた。「私は17歳で故郷を離れ、マニラで家政婦として働き始めました。その家の女主人は中国人で、料理やお菓子作りの料理教室を自宅で営んでします。通常の家事だけではなく、料理教室の準備や後かたずけも、私たちの仕事です。時々、やつあたり的に『私が雇ってやっているのは、奉仕の心からだ』、『さぼるな! 』、『家事見習いとして、富裕層の生活を見れることに感謝しろ! 』、『貧困家庭で教育水準が低いから、こんなことも分からない! 』、『私が雇わなければ、お前なんか、どこからも仕事を与えてもらえない』などと、罵声を浴びせられることもありました。

 かなり厳しい人で、休日は2カ月に1日だけ。勤務時間は、朝5時から、夜の22時ごろまで。作業が多いと23時を過ぎることもありました。1か月の給料は2500ペソ(約6000円)。かなり過酷なものです。

 その家には、5人の子供がいましたので、洗濯物の量も多く、5人が家政婦として働きました。与えられた部屋は狭く、寝返りもしにくく毛布にくるまって眠るだけの部屋でした。また、食事は、古くなった冷凍魚が中心でした。3年間辛抱しましたが、あまりにも理不尽なことが続いたため、家政婦の仕事を辞めました」と話す。

 ミリンさんは、同じ家政婦の仕事でも、アメリカ人や日本人宅では、理不尽なことは、無かったと友人から聞き、すべての外国人が酷いわけではないと理解しながらも、中国と聞くと今でも、警戒してしまうと言う。

 ミリンさんは、ウェイトレスとして働き蓄えた貯金で、小さな養豚ビジネスを始めようとしている。子豚10匹からスタートして、3年後には、30匹に増やす計画だ。

【編集 : 高橋大地】

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