【タイ】バンコクと平壌を結ぶ高麗航空定期便が27日で停止 対北朝鮮制裁強化を意識してか?
Global News Asia / 2016年4月27日 17時0分
2016年4月26日、タイ政府の航空当局は、バンコクと北朝鮮の平壌を結ぶ高麗航空の定期便を27日で停止することを明らかにした。同定期便は、週1で運行されていたもので、中国の瀋陽を経由するも直行便扱いとなっていた。
タイのプラユット暫定政権は、3月2日に決議された国連安全保障理事会の北朝鮮制裁決議を履行することを閣議決定しており、航空機や船舶への検査実施が予想され、それを避けるための定期便停止の可能性もある。
タイは、朝鮮戦争(1950~1953年)で連合国側として北朝鮮と戦火を交えるものの、昨年、国交樹立40周年を迎え友好国の1つとなっている。
また、バンコクやパタヤには北朝鮮レストランも営業されており、タイは、朝鮮戦争を連合国側として参戦したアジアの国で唯一、北朝鮮と国交を持つ国でもある(北朝鮮が国交を結ぶ国は164カ国・2016年1月現在)。
しかし、不思議なことにバンコク‐平壌の定期便があったことは知られていない。世界中のフライトスケジュールを知ることができるサイト「Fly Team(フライチーム)」や高麗航空、瀋陽空港の公式サイトにも表示されず、謎が残る。
高麗航空の運行状況に詳しい情報筋は、バンコクのスワンナプーム国際空港と平壌の順安国際空港を結ぶ直行便は、2013年10月まで毎週金曜日の週1便が運行されていたが、その後、停止。そして、今年1月、毎週水、土曜日で定期運行されている平壌‐瀋陽便とバンコクを結び、高麗航空が週1便の定期運行していたという。にもかかわらず運行情報が表示されていなかった理由として、今年1月の北朝鮮による水爆実験等の国際的な反発、状況が影響して情報更新がされていなかったのではとの見解を示す。
【執筆 : 中野鷹】
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