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地域一丸となって水泥棒大作戦ー犯行は深夜にこっそりと! 寝不足が辛い

Global News Asia / 2016年6月26日 11時52分

川から、農地への給水の様子。(本文の犯行とは無関係なイメージ写真です)

 2016年6月25日、異常気象の影響で、雨が降らずタイの田舎では水不足に陥っている地域がある。この影響で果物や野菜の価格も上がっている。

 畜産兼業農家のTさんは、牛を育てるために広大(東京ドーム約2倍)な土地で牧草(ネピアグラス)を栽培しているのだが、このままでは大事な牧草が枯れてしまい、牛の畜産事業が失敗してしまうため、地域の同業者と一丸になって水泥棒を行っている。警察に逮捕されないよう4方向に見張りを立てて、トランシーバーで連絡を取り合う大掛かりな作戦だ。

 Tさんは「水泥棒を行うために、7年保証付きのドイツ製、給水ポンプ(20500バーツ・約6万円)を購入。警察のパトロールが手薄な深夜0時から3時まで。川の水をポンプで汲み上げ給水しています。昼間は工場で働いているので、寝不足で辛いです。一度警察が見回りにきたので慌てて草むらに隠れてようとして、溝にはまってしまいましたが、どうにか逃ました。これまで45年間の人生で初めての泥棒です。罪の意識もありますが、他に方法がないのです」と悲しそうに話す。

 この地域では、給水ポンプの販売台数がこの3カ月で前年の100倍となった。ドイツ製と日本製が人気。8月まで、まとまった雨は期待できないので、当分眠れない日々が続きそうだ。
【編集 : hirop】

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