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【タイ】石川県の食材試食会が開催、新型コロナ騒動にも負けずに賑わう

Global News Asia / 2020年3月22日 13時15分

一般客、飲食店、仕入業者など多くが訪れていた会場の日本最高市場

 2020年2月26日と27日の二日間、バンコク都心で石川県の食材を紹介する「北陸食材まるごと試食会」が開かれ、多くの来客で賑わった。

 石川県の企業から持ち込まれた食材は、タイ人の大好物でもあるカニカマや、名産のわらび餅。そして地酒などもあり、来店客はそれぞれ美味しそうに頬ばりながら舌鼓を打っていた。また、取材陣を前に「氷見ブリ」の解体も行われ、カメラの砲列が並んだ。

 北陸食材まるごと試食会は、日本の食品輸入と卸売を手がける日系企業サンブリッジフーズ社と日本のアンテナショップ1887と石川県が主催。石川県の食材約40種類を揃えてタイ人と在住日本人に紹介。当初は、県からも各出展社の担当が来て説明する予定だったが、折からの新型コロナの問題で出張を取りやめ、北國銀行のバンコク駐在担当が代行するかたちで会場に立った。

 また、開催当日にはWHOによる生魚などを避けるようにとの通達が、タイでも報じられたことから客足が心配された。しかし、会場となったシンセン・フィッシュ・マーケットにはタイ人、日本人共に多くの来客が訪れて賑わっていた。その中でタイのメディアも、レポーターとして芸能人を伴って取材にかけつけていた。

 取材レポートを終えた人気歌手ルークターンさんは「日本には地方ごとに、私たちタイ人が知らない美味しいものや素敵な観光地が、まだまだ沢山ありますね。今は、我慢しなくてはいけない雰囲気なのが残念ですが、いつか石川県にもぜひ行ってみたいと思っています」と話していた。

 また食レポをしていたタイのアイドル、ターさんとスズさんも「日本て美味しいものがたくさんあって、何回行っても魅力が尽きることがないですよね。わたしたちも今度は石川県に行きたいです!」と元気に答えた。
【取材・編集 : TS】

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