ミャンマークーデターから25日目、『タナカ』で抗議
Global News Asia / 2021年2月28日 7時0分
2021年2月、ミャンマーではタナカの木を石の挽臼の上で擦り、木の粉と水を混ぜ合わせてペースト状にした『タナカ』を日焼け止めの効果があるとして、顔や腕などに塗る習慣がある。
清涼感があり、香り高いタナカはミャンマー国民に愛される文化の一つであり、その起源は500年前とも2000年前とも言われる。近年では外国製の化粧品が輸入されたこともあり、ヤンゴン市など大都市の若者を中心に「タナカ離れ」が進んでいたが、2月1日のクーデーターより25日目、このタナカを塗ってデモに出かけようと言う呼びかけにより、田舎風の帽子を被り、タナカを塗った人々がミャンマーにあふれた。
またミャンマーの喫茶店で国民に愛される飲み物『ラペッイェ』はインド発祥のミルクティーで、タイなど近隣国でも形を変えて広く飲まれているが、このミルクティーの写真を「#MilkTeaAlliance」のハッシュタグでASEAN、香港、台湾などからSNSに投稿することで、ミャンマーのデモを外国からも応援しようという『Milk Tea Alliance』(ミルクティー同盟)運動が2月28日に行われる予定だ。
2月26日にはヤンゴンのサンチャウン地区で、日本人フリージャーナリストが一時拘束されるなど、国内は依然予断を許さない状況が続くが、ミャンマーの文化を使った抗議行動など市民の抵抗は続く。
【編集 : 竹永ケイシロ】
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