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フィリピン国民「日本製造のアストラゼネカ社・新型コロナワクチンの供与に期待」入手できたワクチンは7%

Global News Asia / 2021年6月18日 0時30分

新型コロナワクチン イメージ

 2021年6月17日、新型コロナワクチンの不足で接種が進まないフィリピン。中国政府のワクチン外交は、政治的にも露骨で、南シナ海での譲歩を引き出そうと油断が出来ない海賊的な交渉スタイル。中国武漢で人為的に作成したウィルス兵器ではないかとの憶測も飛び交っている。一般フィリピン国民の中国への不審感は強まるばかりだ。

 そうした中、日本製造のアストラゼネカ社・新型コロナワクチンの供与に期待が広がっている。7月上旬の日本からの供与に向けて両政府での調整が始まっている。

 フィリピンの見識者は「中国は、自国の利益を前面に押し出し、足元を見てとても露骨な交渉を仕掛けてくる。中国は、マニラの鉄道路線の工事も途中で投げ出し逃げたこともあった。中国の人は謙虚さが無く、態度も横柄。日本のような良心的な支援は素直に喜べる。より多くの日本製造ワクチンが届くことをフィリピンの多くの国民が待ち望んでいる」と話す。

 今日までにフィリピンに到着したワクチンの合計は14,208,210回分(必要分の7%相当)。中国製シノバック、900万回。アストラゼネカ、255万回。ファイザー、2,472,210回。スプートニクV、18万回。

 アストラゼネカとファイザーのワクチンはCovaxを通じて寄贈されたもの。シノバックワクチンの100万回分は中国から寄贈による。大量に必要なワクチンを購入する財政力はフィリピン政府には残されていない。日本からのワクチン供与が、中国製シノバックを上回ってほしいと期待は強い。インドネシアでもインド変異種に対するシノバックワクチンの効果は低いのでないかとの不信感も増えている。
【編集 : Eula Casinillo】

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