【タイ】産後女性への伝統的なハーブ治療「ユーファイ」が再評価

Global News Asia / 2014年8月20日 21時12分

ターメリックなどの薬草を煮た溶液で蒸したハーブボールとタマリンドの樹をいぶした囲炉裡を用意。

 2014年8月20日、タイメディアで伝統医療が紹介されていた。タイには、いくつもの伝統医療が継承されている。その最たるものが古式マッサージだ。日本では認められていないが、タイでは保健省公認の医療術として認められている。また、自然のハーブを使った治療や予防医療なども多い。

 ユーファイは、古くはルエンファイとも呼ばれ、出産直後の女性に対して、疲れを取り、経膣口内に残る血栓などの排出を促すとして、古くから用いられてきた。また出産後でなくとも、生理不順に悩む女性にも効能があるとされる。

 その治療は、おおよそ以下のように行なわれる。

1:ターメリックなどのハーブを煮た溶液を染込ませたハーブボールと囲炉裡にタマリンドの樹を燻す。
2:ハーブの蒸気で充満した部屋に産後の女性を横たえる。
3:ハーブボールで乳房をマッサージ。乳腺を刺激して、母乳の出を良くする。
4:ハーブをいぶした蒸気を覆ったテント内に15分ほど座る。発汗を促し、体内に残った不純物の排出を促す。
5:同じようにハーブの蒸気を座った椅子の下よりあてることで、経膣内に残った不純物の排出促す。
6:腹部にサラシ布を巻き、保温する。
7:腹部をハーブボールでマッサージ。胎児がいなくなり、たるんでしまった皮膚の活性化を促す。

 近代西洋医学の流入により、タイ人社会でもこの治療法を取り入れた風習は廃れ、一時期は消えてしまうかと危惧されていたが、近年タイ保健省や民間伝統医療団体などの働きかけにより、その施術と効能が見直されている。
【翻訳/編集 : そむちゃい吉田】

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