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韓国の産後ケア施設で何が起こったか 

Global News Asia / 2024年4月15日 10時0分

 俳優の松山ケンイチ夫人のこれまた俳優の小雪さんが、産後ケアを行ってくれる韓国に滞在して出産したと既報している。

 今の「たまひよママパパ」からすると価値観は違うかもしれないが、昭和ぐらいまではお姑さんと同居して産後21日は、水を触るな、血の道かわるから、授乳以外はひたすら寝ていて身体を労われ(産後の肥立ちのため)。などと言われたものだ。しかし、どちらの親とも同居しない、里帰り出産もしないとなると、出産のための入院から退院した瞬間から家事と新生児のケアを、おぼつかない体で行わなくてはならない。

 韓国の産後ケア施設は、新生児の世話は職員に全部お願いして、身体を労わる、ジムで産後フィットネスを行う、精神状態がフラットになるまで自由なことができるなど、国際的にも評価が高い(使用料も、セレブしか行けないけど)。

 …日本にも似たような制度があるが、韓国とは段違いだ。

 2022年7月、同時期に生まれた二人の新生児の世話を「同時」に行っていた時に事故が起きた。防犯カメラが如実にそれを映していた。台所のシンクの広い感じのところに新生児が二人いた。どうも着替えかなにかを行っていたようだ。その際に下に敷いたガーゼシートが問題だった。(マニュアルを一脱した手順だとは思うが)1人の子をどこかに連れて行こうとした。しかし、そのシートに密着していた左側の子まで引きずられて動き、フロアに叩き落ちたのだ。高さ90センチ。

 病院側では、その子が自己意志で動いて落下したと30分後に説明した。両側の頭がい骨骨折による脳出血があり、PCIUに収容された。

 生後8日目の子が、自己意志で動くものだろうか。冷静になった親は思った。子が収容されたのは、近くの総合病院、満足な医療は受けられない。
「あの時、事実を言ってくれば、大学病院に運んだのに」。

 その事故から1年9か月。施設には落ち度がないと法は判断した。だが、この子が、いわゆる普通の子にまで治ることはない。

 パパはいなくても、ママは施設内にいたはず。施設側も保身に走らないで、なぜ最善の医療にバトンタッチしなかったか。

 セレブでも、お金があっても、叶わないこともある。スタッフが、ほんのちょっと気を付ければ、そんな現実が防犯カメラには映し出されているのに。
【編集 : fa】

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