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配当金がもらえる・老後生活の不安が減る〈高配当株投資〉ってどんなもの?【マネーのプロが解説】

THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年4月25日 11時15分

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(画像はイメージです/PIXTA)

いくら老後の貯金を頑張っても、リタイア後に残高が減る一方では不安…。そんな方には、不労所得が得られてイザとなれば売却もできる「高配当株投資」がお勧めです。マネーのプロがわかりやすく解説します。※本記事は、著名FPの頼藤太希氏・高山一恵氏の共著『マンガと図解 50歳からの「新NISA×高配当株投資」』(KADOKAWA)より一部を抜粋・再編集したものです。

企業の儲けを株主へ還元!…株式の「配当金のしくみ」を知っておこう

◆配当金は、会社の利益から配分される 

高配当株投資を支える配当金とは、株式会社が発行した株を保有する株主に対し、会社が得た利益から配分される現金のことです。1株からでも受け取ることができ、保有株式数に応じて分配されます。

配当金の金額は企業が決算書を発表したときに確認できます。一般的に、日本株は年に1~2回米国株は年に4回受け取ることができます

その際、株主が配当金を受け取る権利を得るためには、特定の日付まで保有しておかなければなりません。これを「権利付き最終日」といい、要するに、その日に株を持ってさえいれば配当金がもらえます。配当金が実際にもらえるのは、この権利付き最終日の2日後の「権利確定日」から約2~3カ月後となり、このタイミングで現金として引き出すことが可能になります。

ちなみに権利付き最終日の翌日を「権利落ち日」といいます。この日になれば株は売ってしまっても配当金はもらえますが、老後を支えるキャッシュフロー資産ですから持ち続けましょう。

日本株の配当利回りの平均は「2%」ほど

化学や金融業界が高配当 

配当金はどれくらいもらえるのか、その目安について説明します。

2024年1月末時点の東証プライム全銘柄の平均配当利回りは2.06%ほどで、平均株価は2922円となっています。これをもとにすると、東証プライムの1株あたりの配当金は60円。つまり、一般的に取引される単位である100株を買うと平均で29万2200円かかり、配当金は6000円もらえることになります。

ただし、配当金はすべての企業が出しているわけではありません。配当金は企業の業績によって増減される傾向にあるため、金額が上がり続けている企業は業績も好調と見られ、投資に向いている銘柄だといえます。なかでも、国内においては、化学や金融、情報通信系の分野に高配当の銘柄が多い傾向があります。

また、日本株は近年、株主優待を廃止して配当金を増額する企業が増えています。例えば、JTは2022年に株主優待を廃止し、配当金が増額されています。

頼藤 太希 株式会社Money & You 代表取締役

高山 一恵 株式会社Money & You 取締役

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