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80歳「年金月16万円」の義母、実家処分で「老人ホーム」入居…平穏な日々を切り裂く〈まさかの事態〉に嫁「いっ、胃が痛い」

THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年4月21日 7時15分

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誰もが経験する「親の終活・相続」。実際に万が一のことが起きた際に、揉めがちなのが「実家をどうする?」といった問題です。仲が良かった家族が相続争いで険悪に……よくあることです。そんなことにならぬよう、なかには「生前に売ってしまう」という決断をするケースも珍しくはありません。しかし、そこにも思わぬトラブルが潜んでいるようです。

親の終活「話したことがない」が7割

日本の持ち家率は6割ほど。ただ年齢別にみていくと、年齢があがるごとに持ち家率はあがり、高齢者になると8割を超えるといわれています。つまり、多くの人が、親に万が一のことが起きたら、“実家”をめぐる相続に直面するということです。

一方で、相続での遺産をめぐる争いにおいて、最も多いとされているのが、不動産をめぐるもの。金融資産であれば相続人の数などに合わせて分けやすいですが、不動産となるとそうはいかず、「売って分けよう」「いや、住みたいから売却反対」などと主張が入り乱れて揉めがちです。

相続争いを防ぐためにも、親が元気なうちから相続について話し合うことは大切。ただ実際は難しいようです。株式会社エス・エム・エス『親の終活に関する意識調査』によると、『相続について不安がある』は67.6%と7割弱に達するにも関わらず、『相続する不動産について話したことがある』と回答したのは22.9%と、4~5人に1人という水準。また「親と終活について話したことがある人」は33.6%。7割弱の人は、相続以外の話題を含む終活についても、親と話せないでいます。

なぜ「親と話し合っていないのか」の質問には、最多が「切り出しにくい、話しにくい」で42.4%。やはり、まだ元気なうちに万が一のことは話しづらいというのが、一番の理由のようです。

そんななか、80歳の義理母と終活・相続について話し合ったことを投稿した40代女性。義理母のほうから、今後について話があったといいます。

夫と交えて話を聞いたところ、義理母は「今住んでいる自宅を売却し、老人ホームに入居したい」と切り出したといいます。確かに、最近は足腰も弱ってきて、階段の上り下りが大変そうなのを見ていました。ただリフォームをすれば苦労は解消されるし、介護が必要になれば近くに住む自分が……という覚悟もしていたと女性はいいます。

ただ義母としては、「自宅を売却して、3人の子どもに公平に遺産を残したい」というのが一番の希望だといいます。女性の夫(義母にとっては長男)は「いいんじゃない、それが母さんの希望なら」と後押し。もちろん女性も賛成したといいます。

義母「実家売却」→「老人ホーム入居」でひと安心も、義妹「離婚した」で巻き起こる騒動

義母の老人ホームは、一緒に見学して決めたと女性。条件は「月額費用は年金月16万円+4万円(貯蓄の取崩し)で収まること」「看取りまで対応しているところ」の2点。「家族に迷惑をかけたくない」という、義母らしいものでした。

比較的自宅からも近いホームが条件に合い、また空きもあるということで入居が決定。自宅の売却もスムーズに進み、「これで心配事はないわね」と義母は老人ホームに入居していったといいます。

株式会社LIFULL senior/「LIFULL 介護」による『介護施設入居に関する実態調査 2023年度』によると、「施設を見学した時期」で最も多かったのが「入居する2~3ヵ月前」で26.6%。また「比較検討し始めた時期」「入居するかどうか検討し始めた時期」の最多も「入居する2~3ヵ月前」で、それぞれ25.6%、19.3%でした。つまり多くの見学から3ヵ月程度でホームに入居しているようです。

また見学した施設数は、最多は「2ヵ所」が30.0%。「1カ所」が26.5%と続きます。合わせると6割弱。ある程度あたりをつけて、1~2カ所見学して入居を決めるというのが、老人ホーム選びの平均値のようです。

一方、女性家族はこれを機にマイホーム(戸建て)を購入。夫の実家に暮らしていたため貯蓄もそれなりにあり、住宅ローンは定年前に完済できる予定。4人家族が暮らすには、十分な広さで大満足だったといいます。

義母の自宅売却&老人ホーム入居を機に訪れた新生活。ただ平穏な生活はそれほど長く続かなかったという女性。実は、投稿のメインはここから。

――義理の妹が、なぜか我が家に出戻り⁉

実は離婚が決まったという義妹。親子3人、実家を戻ることを前提に別れ話を進めていたといいます。「実家、売っちゃうんだもん」「困るじゃない、こちらの事情も考えないで」と、自分勝手なことをいう義妹。とりあえず、聞くだけ聞いておこうと、半分うわの空で聞いていた女性。するとなぜか「住むところがないから、とりあえず、兄さんの家に帰らせてもらうわ」と、なぜか矛先が女性家族のほうへと向かってきたといいます。

夫は「部屋、ないしなぁ」とはぐらかすも事情が事情だけに「そんなの困る」とは強くはいえず。そうしている間に、子どもたちの転校の手続きも済ませてしまったというといいます。

――うっ、うそでしょ。子どもを転校させるって、ここに居座るつもり?

暴走気味の義妹に、「いっ、胃が痛い……」と女性。義妹家族との生活がどれくらい続くか、いまから戦々恐々としているといいます。

親の終活。残された家族の間で醜い相続争いが起きないように、そんな思いが逆効果になる可能性は、この女性のようにゼロではありません。実家の売却時期、慎重に検討したほうがいいかもしれません。

[参考資料]

株式会社エス・エム・エス『親の終活に関する意識調査』

株式会社LIFULL senior/「LIFULL 介護」

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