飛ばす満足感がたまらない新鋭ドローン10選【2017傑作品 GP AWARD】
&GP / 2017年12月24日 20時0分
飛ばす満足感がたまらない新鋭ドローン10選【2017傑作品 GP AWARD】
大型ドローンは被写体を自動追尾したり障害物を自動回避したりと、飛行ロボット化の方向へ進化する。対して小型機は、これまでの弱点だった飛行の安定性を一気に向上。より気軽に飛ばせるドローンが、続々とリリースされた。そこで、航空法に合わせて200g以上と、200g未満に分けて傑作ドローンを一気に紹介しよう。
<200g以上のドローン>
■抜群の安定感に加え風切り音がとっても静か!
DJI
「MAVIC PRO Platinum」(14万4800円前後)
飛行時の静音性を高めたドローン。指定した被写体を自動で追尾しながら撮影でき障害物の自動認識、自動帰還にも対応。搭載カメラは3軸ジンバルに支えられ振動やブレの少ない滑らかな4K映像が撮影できる。最大飛行時間は30分。
▲W244×H85×D305㎜/734g
付属コントローラーの下部にスマホを装着可能。機体から見た景色をリアルタイムで確認できる。ディスプレイには、通信状況やバッテリー残量などを表示。
■独自アプリを使ったパノラマ空撮撮影が楽しい!
DJI
「SPARK」(5万4800円前後)
手のジャスチャーだけで離陸→撮影→着陸までの操作が可能。専用アプリなら、上昇しながら被写体の周囲を旋回するなど、多彩な撮影が簡単に行える。1200万画素の静止画やブレの少ないフルHD動画の撮影に対応。最大飛行時間16分。
▲143×143×55㎜/300g
ドローンの操縦を楽しむのなら、専用コントローラーを使うと良い。下部にスマホを装着し、ワンタップすれば離陸可能。不安になったら自動帰還させるのも簡単だ。
■プロペラの映り込まない空撮ムービーが撮れる!
GoPro
「Karma」(17万640円前後)
HERO5 Blackなどの対応カメラを取り付けられる。振動を吸収し、安定した映像撮影を可能にするスタビライザーを搭載。専用のキャリーバッグが付属し、アームを折り畳んでスムーズに持ち運べる。最大飛行時間は約20分。
▲W411×H117×D303㎜/1006g
折り畳み式のコントローラーは、上部にタッチ対応ディスプレイ、下部に操作スティックなどを備える。カメラを上下方向に動かせ、録画の開始/停止などの操作も可能だ。
■6色から選べるデザインがオシャレ!
ハイテック
「WINGSLAND S6」(4万円前後)
GPSや多様なセンサーを搭載し、操縦が簡単。4Kまたは1080pの動画撮影が可能。本体を6色から選べる。260g
■大容量バッテリーで長時間飛行を満喫!
Parrot
「Parrot Bebop 2 Power」(8万784円)
最長約30分の連続飛行が可能。ユーザーを追尾しながら撮影できる。フルHD1080pでの動画撮影に対応する。525g
<200g未満のドローン>
■付属のFPV カメラで空飛ぶ感覚を味わえる!
Parrot
「Parrot Mambo FPV」(2万3544円)
機体からのリアルタイム映像を見ながら、ユーザーが機体に乗っているかのように操縦できるFPVに対応。ゴーグルやコントローラーが付属。3軸の加速度センサーと垂直カメラ・超音波センサーで安定飛行が可能だ。最大飛行時間は約10分。
▲W180×H40×D180㎜/63g
スティック操作で微妙な制御が可能な、専用コントローラー「Parrot Flypad」を同梱。同コントローラーを使うことで100m離れた機体を制御できる。
■ARミニゲームで操縦スキルが身につく!
DRONESTAR
「DRONESTAR01」(1万5000円)
操縦スキルを段階的に習得できる、専用アプリとセットで使う。気圧センサーを内蔵し、高度が維持された安定感ある飛行が可能だ。操作距離は約25m。30万画素のカメラを内蔵し、FPVモードでの機体操作にも対応。最大飛行時間は約5分。
▲W45xH45xD28㎜/18g
左右レバーと離着陸スイッチを備えた専用コントローラーを同梱。未使用時には機体をコントローラー内に収納でき、バッグなどに入れて持ち運んでも壊れる心配がない。
■低空&高速飛行の模様を専用モニターで楽しめる!
京商
「DRONE RACER G-ZERO
シャイニングレッド レディセット オンボードモニター コンボセット」
(3万7800円)
常に35㎝または60㎝の高さで、地を這うように滑空する。プロペラユニットの角度を3段階で調節し、安定飛行か高速飛行かを変更可能。最大飛行時間は約10分。機体先端にカメラを備え、付属モニターでその模様を確認できる。
▲W300×H65×D302㎜/約130g
R/Cカー同様のホイールコントローラーが付属。曲がりたい方向にホイールを回すと機体が旋回し、レバーを前後に動かせば、アクセルとブレーキが掛かる仕組みだ。
■コンパクト設計で気軽に持ち歩ける!
AirSelfie
「エアセルフィー」(4万6800円)
アルミ製のフラットボディを採用。静止画500 万画素のカメラで、最大高度20mからの空撮に対応する。61g
■機体の飛行コースを専用アプリで設定可能!
G-Force
「ESPADA」(1万9980円)
スマホアプリに表示される画面を指でなぞると、その軌道に連動してドローンが飛行。機体は折り畳み可能だ。148g
【識者の目_ドローンエモーション・田口 厚さん】
DJIの2機がドローン市場を席巻する一方、他メーカーからも新鋭機が続々登場
一般の方でも使えるドローンのトピックスとして、DJI「SPARK」の登場は外せないところでしょう。カメラの画質こそフルHDとはいえ、上位モデル譲りの機体の安定感はもちろん、固有のソフトウエアが実に面白い。特筆すべきは、20㎜の広角な写真を最大で21枚撮影して合成する “パノラマ” 機能。旅先の景色を収めるにはバッチリでしょう。そんなSPARKの兄弟機に当たるMAVICも“PLATINUM” としてリニューアルしました。電子回路が変わって動きがスムーズになり、新開発のプロペラで静音性も高まりました。
そのほかのメーカーからも意欲作が登場しています。パロット「Mabo FPV」は、機体に備わるカメラの映像を専用ゴーグルで確認しながら操縦可能。“飛ばす”ではなく“飛ぶ楽しさ”も味わえるのです。GoPro「Karma」も秀逸。機体先端に取り付ける「HERO6」が搭載する最大240フレームのスーパースロー撮影機能をドローンで利用できるんです。カメラが機体の先端についていて動画にプロペラが映らないのも魅力でしょう。私が講師を担当しているようなスクールや飛ばせる場所も増えていて、ドローンの環境は着実に整ってきているように感じますね。
●田口 厚さん
地方創生の空撮動画を制作する企業、Droné motionの代表。自治体やTV番組等の
空撮動画撮影、ドローンスクール講師の講師やドローン関連メディアへの寄稿なども行う
(文/河原塚 英信 写真/羽田 洋(プロペラ映像制作所))
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