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車上荒らし対策可能な前方+車内録画モデル【ドラレコ完全攻略④】

&GP / 2019年8月20日 19時4分

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車上荒らし対策可能な前方+車内録画モデル【ドラレコ完全攻略④】

【特集:ドラレコ完全攻略】

近年、あおり運転や幅寄せなどの違法行為を撮影したドライブレコーダー(ドラレコ)の映像がさまざまなメディアで取り上げられるなど、危険運転が社会問題になっている。ドラレコの導入は、トラブルに見舞われたときの証拠としてだけでなく、危険運転防止の抑止力として活用されるようになっているのだ。

そこでカーグッズプレス編集部では、厳選したドラレコをタイプ別にテスト。取り付けやすさや使い勝手、画質、録画映像といった機能面のチェックから、話題の最新モデルやドラレコ関連ニュースまで、最新のドラレコ事情を6回に分けてお届けする。まだドラレコを導入していない人はもちろん、現在使用しているドラレコに不満がある人も要チェックだ。

第4回は、前方の撮影と同時に車内も撮影ができる2カメラ仕様モデルを紹介。駐車監視機能と組み合わせることで、不審者のうろつきや車上荒らし対策に有効となる。

 

【特集:ドラレコ完全攻略】
1.  ドラレコ基礎知識
2. 「前方+後方」録画モデル3選
3. 「前後左右」録画モデル3選
4. 「前方+車内」録画モデル
5. 「高画質」録画モデル3選
6.  ちょい足しリア録画グッズ

■ポイントは室内向けカメラ

前方+車内録画タイプとして選んだ2モデルの大きな違いは、室内向けカメラの仕様だ。

セルスターは、本体にふたつのカメラを内蔵したワンボディ型。そのため取り付けは簡単だ。フロントウインドウに本体を貼り付け、室内用カメラの角度を調整すればセッティングOK。

ただしディスプレイを持たないため、設定操作はLEDランプやガイド音声を頼りにしなくてはならない。快適に操作したいなら、連携機能を持つ同社レーダー探知機と接続したいところ。今回は「AR-W55GAA」をつなげてテストしてみた。これにより、リモコンを使ってディスプレイ上で設定操作を行ったり、撮影中の映像を確認したりできるようになった。

一方のコムテックは、本体とサブカメラが別体になっている。フロントウインドウに装着した本体と室内方向に向けて装着したサブカメラは、カメラ通信ケーブル(約60cmと約11cmの2種類を付属)を使って接続する。サブカメラは小さいため、目立たないように取り付けられる。

各種設定は、2.7インチディスプレイの下に配置した操作ボタンで行える。この操作ボタンは指にかかる形状のため、スムーズに扱える。メニュー画面は文字が大きく、選択項目が黄色でクッキリと表示されるので扱いやすい。

 

【機能&操作性をチェック!】

1. ナイトビジョン搭載で少ない光量でも鮮明に録画

セルスター
「CSD-690FHR」(実勢価格:3万2000円前後)

本体の前面にフルHD画質の前方用カメラ、背面にHD画質の室内用カメラを搭載したワンボディモデル。夜間も美しい映像を記録できるナイトビジョン(前方用カメラのみ)や音声でお知らせをする安全運転支援機能を搭載している。

【SPEC DATE】
●液晶サイズ:ー
●microSD:16GB付属
●フレームレート:30fps
●画角(前):水平115.8度、垂直60.2度、対角141.8度
●画角(後):水平108度、垂直63度、対角134度
●駐車時記録:オプション
●GPS:オプション
●画像補正:HDR

▼室内用カメラは上下に可動して角度調整ができる

▲室内用のカメラは上下に可動し、角度調整ができる。その左右に見えるのは赤外線LEDランプだ

<サポートアイテム>

セルスター
「AR-W55GA」(実勢価格:3万円前後)

セルスターの最上級レーダー探知機「AR-55GA」と接続すれば、相互通信機能によりレーダー探知機の画面にフロントカメラ映像の表示や、各種設定操作ができるようになる。操作には付属のリモコンが使用可能だ。

▲レーダー探知機「AR-55GA」の画面に「CSD-690FHR」の設定メニューを表示。詳細な設定操作が行える

 

セルスター
「GDO-06」(実勢価格:3000円前後)

「CSD-690FHR」と相互通信対応レーダー探知機を組み合わせる際に必要となる、オプションの相互通信要コード。情報、電源供給が行えるようになる。

 

2. 5種類の安全運転支援機能で安心ドライブをサポート

コムテック
「HDR-951GW」(実勢価格:2万7000円前後)

フルHD画質カメラを搭載した本体にHD画質の室内用カメラをセットした2ピース機。発進遅れや車線逸脱など、5種類の案内を備えた安全運転支援機能や衝撃を検知して動作する駐車監視機能(要オプション接続)なども備える。

▲左が室内用カメラ

【SPEC DATE】
●液晶サイズ:2.7インチ
●microSD:16GB付属
●フレームレート:29fps
●画角(前):水平120度、垂直60度、対角151度
●画角(後):水平108度、垂直63度、対角134度
●駐車時記録:オプション
●GPS:有
●画像補正:WDR/HDR

▼記録映像はフルHDのほか3サイズから選択可能

▲2.7インチのディスプレイと5つの操作キーを使って設定操作を行う。文字が大きいため視認性がよく、使い勝手に優れる。設定に慣れない人も安心だ

▲録画サイズはフルHD、HD、SDの3つから選択でき、画質設定は高画質と低画質の2種類を用意。好みに合わせたセッティングが可能だ

▲「先行車発進お知らせ」「先行車接近お知らせ」「車線逸脱お知らせ」「ドライブサポート」「車速アラーム」の5種類の安全運転支援機能を搭載している

■赤外線LED・暗視カメラによって夜間も鮮明に録画

今回取り上げたセルスターとコムテック、どちらもフロント用カメラがフルHD画質、室内用カメラがHD画質とスペックは同等だ。

それだけに記録される映像のクオリティには大きな差がない。ちなみに室内用カメラは、昼間であればリヤウインドウ越しに後方の車両、サイドウインドウ越しに側方の車両が映り込むため、あおり運転や幅寄せにも若干だが対応する。

夜間映像は両モデルとも驚くほど車外が明るく、鮮明に映る。室内については赤外線撮影のため白黒映像だが、状況ははっきりとわかる。

 

【動画再生】

▼セルスター「CSD-690FHR」

【昼間】対向車のナンバープレートもクッキリ!室内も明るい

前方映像はフルHDモデルの標準的な映り。前方車両や対向車両のナンバープレートもしっかりと読み取れる。室内はとても明るく映っており、フロントシートだけでなくリヤシートの状況もわかる。後続車も映り込む。

 

【夜間】夜間やトンネル内などの暗い環境にも強い

STARVIS搭載のSONY Exmor R CMOSセンサーにより、車両前方は明るくシャープな映像を実現。室内は6つの赤外線LEDと暗視カメラによって白黒映像ながらハッキリと状況を確認できる(赤くなっているのは赤外線LED投写によるもの)。

 

▼コムテック「HDR-951GW」

【昼間】シャープな映像で色味も正確に再現!

フルHDモデルではあるもののワンランク上を感じさせるシャープな映像。色味も正確に再現されている。室内も明るくクッキリとした映像。室内だけでなくサイドウインドウまで広く映っている。後方車両もよく見える。

 

【夜間】画像補正や高性能センサーで驚くほど鮮明

1/2.7インチ大型イメージセンサーやHDR/WDR機能によって夜間に強く、驚くほど鮮明なフロント映像を記録している。室内映像はサブカメラに内蔵している赤外線LEDの効果で後席までクッキリ(赤くなっているのは赤外線LED投写によるもの)。

 

■まとめ

2モデルともに画質については思った以上によく映り、誰もが満足できるはず。取り付けが簡単にできるのはワンボディ型のセルスターだが、セッティングの自由度が高いのはセパレート型のコムテック。ニーズに合わせて選ぶといいだろう。

 

>> 特集:ドラレコ完全攻略

本記事の内容はCarGoodsPress89号26-28ページに掲載されています

 


ドラレコ導入前に知っておきたい基礎知識【ドラレコ完全攻略①】

前方と同時に“あおり運転”録画に備えられるドラレコ3選【ドラレコ完全攻略②】

1台で前後左右を録画できる全方位モデル3選【ドラレコ完全攻略③】


(レポート/浜先秀彰 CGP編集部 撮影/澤田和久)

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