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買って間違いナシ!な最新スティック掃除機4選【買って正解大賞】

&GP / 2019年12月3日 20時0分

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買って間違いナシ!な最新スティック掃除機4選【買って正解大賞】

【特集:買って正解大賞】

あらゆる商品が溢れている日本にとって、目利きは重要。誰だって買い物で失敗したくないし、せっかくなら良いもの買ったと思いたい。今回はそんなアナタの “転ばぬ先の杖” になるべく、家電を中心に小さいものから大きなものまで、いま多くの人が気になっているであろうポイントや要望に、その道のプロがズバリ回答!

“買って良かった” と思えるアイテムを、ジャンル別にたっぷり紹介します! 今回はスティック掃除機!

(1)スマートフォン
(2)有機ELテレビ
(3)調理家電
(4)ロボット掃除機
(5)洗濯乾燥機
(6)IoT家電
(7)スティック掃除機
(8)スポーツウォッチ
(9)スポーツウォッチ②
(10)近未来カー
(11)復刻バイク

 

Q1:最新のスティック掃除機、どれを買うのが正解?

最近スティックタイプの掃除機の性能がいいらしいので、買い替えようと思っているんだけど、数が多くてどれがいいのか分からない。オススメを教えて!

【回答者】

家電プロレビュアー
石井和美さん
白物家電の製品レビューを得意とするプロレビュアー。茨城県守谷市に家電をレビューするための一戸建てタイプ「家電ラボ」を開設、冷蔵庫や洗濯機などの大型家電のテストも行っている

 

A1:最新のダイソン、パナソニック、シャープ、三菱のカルテットはすべて正解!

スティッククリーナーは、ここ数年でモーターやバッテリーが進化し、コンパクトになり吸引力や運転時間は大幅に向上している。そのため、スティッククリーナーをメインの掃除機として選ぶ人も急増している。各メーカーからは多数の商品が販売されているため、どれがいいのかと、迷う人も多い。そこで、まず今年発売された新モデルから「これを選べば間違いない」製品を紹介しよう。

チョイスしたのは、ダイソン「Dyson V8 Slim Fluffy+ 」、パナソニック「パワーコードレス MC-SB30J」、シャープ「RACTIVE Air POWER EC-SR3SX」、三菱電機「iNSTICK ZUBAQ HC-JD1J」の4製品。吸引力や使い勝手、運転時間などのバランスがよく、どれも自信を持ってすすめられる新製品だ。

クリーナー選びの際にまず注目するのは「吸引力」だが、大事なのはそれだけではない。自分の掃除スタイルに合うタイプを選択することが重要だ。週に一度まとめて掃除をするのか、こまめに掃除をするのか、フローリングなのか、床だけではなく棚なども含めて立体的に掃除するのか、布団や車内も掃除するのか、といった使い方で選び方も変わる。

また、モノが多い家ではヘッドの可動域が広く、小回りが効いた方が使いやすい。体格にあった重さ、長さのものを選ぶことも重要だ。 クリーナーは家電の中でも使用 頻度が高いので、日々のストレスをためないためにも、ライフスタイルを振り返り、後悔のない“この一本”を選んでほしい。

 

Dyson
「Dyson V8 Slim Fluffy+」
(実勢価格:6万5000円前後)

日本の住宅向けに開発。従来の性能は維持したまま、軽くコンパクトに設計された。V8と比較するとパイプの長さは6cm短縮、ヘッドのサイズと重量は40%もダウンしている。高さと奥行が抑えられ、狭い場所も掃除しやすくなった。

 

Panasonic
「コードレススティック掃除機 パワーコードレス MC-SB30J」
(実勢価格:4万9500円前後)

本体質量1.6kg(スティック時)の軽量ボディが魅力。小型ながら、最適な回転数でハイパワーを実現する「新小型モーター」を搭載しており、吸引力もパワフル。歩くときの腕の振りに近い動きで操作でき、体に負担がかかりにくい。

 

SHARP
「コードレススティック掃除機 RACTIVE Air POWER EC-SR3SX」
(実勢価格:7万5000円前後)

着脱式バッテリーが2個付属。バッテリーを差し替えれば、普段の掃除なら「弱」モードで最長約90分、「自動」モードで最長約60分、「強」モードでも最長約24分の運転が可能(標準の吸込口使用)、広い部屋も一度に掃除可能。

 

MITSUBISHI
「コードレススティッククリーナー iNSTICK ZUBAQ HC-JD1J」
(実勢価格:10万2000円前後)

手前に引けばスティッククリーナー、持ち上げればハンディクリーナーになるワンタッチ着脱。床だけでなく棚なども思い立ったらすぐに掃除がはじめられる。排気を利用したエアブロー機能搭載で、ゴミの掃き出しもできる。

■見えざる性能も要チェック! 4モデル徹底解剖!

4社の最新モデルはどれを買っても間違いないのは分かったが、細かな性能や使い勝手などはそれぞれ異なる。より自分に合ったものを選ぶためにも、見える部分だけでなく、見えない性能もしっかりチェックしておきたい。

【フローリングをピカピカにしたい人に】

Dyson
「Dyson V8 Slim Fluffy+」

【SPEC】
●サイズ:W250×H1123×D210mm
●重さ:2.15kg
●最低高(※)ヘッド48mm、ボディ210mm
●運転時間:MAXモード7分、通常モード40分
●集じん容積:0.25リットル
●付属品:ミニモーターヘッド、コンビネーションノズル、LED隙間ノズル、ミニソフトブラシ、フトンツール、収納用ブラケット

▲ヘッド48mm

▲ボディ210mm

▼音響工学に基づいた静音設計

▲振動を吸収し、運転音を抑えられた設計で、音はかなり静かだ。夜間に使用しても気にならないボリューム

▼スリムなヘッド

▲前モデルと性能は同等で40%小型化、軽量化を実現している。小さくなったことで小回りが効くようになった

▼総合評価

吸引力:★★★★★
運転時間:★★★★
操作性:★★★★
付属品:★★★★
使い勝手:★★★★★

他社とは異なるFluffyヘッドが特徴的だ。ローラーを覆うナイロンフェルトは、床面との密閉性を保ちながら、大きめなゴミもはじき飛ばさずに巻き込んでいく。静電気の発生を抑えるカーボンファイバーブラシは、微細なゴミが得意。隅までしっかり取るので、フローリングの掃除は磨いたようにキレイになる。本体も軽くなり、小回りも良くなったので、使い勝手も大幅に向上している。

 

【床と一緒に棚や階段などの掃除もしたい人に】

Panasonic
「コードレススティック掃除機 パワーコードレス MC-SB30J」

【SPEC】
●サイズ:W220×H1106×D182mm
●重さ:1.6kg
●最低高(※):ヘッド52mm、ボディ90mm
●運転時間:HIGH約6分、ON約20分(隙間ノズル使用時は約25分)
●集じん容積:0.15リットル
●付属品:すき間用ノズル

▲ヘッド52mm

▲ボディ90mm

▼小型軽量パワーノズル

▲壁ぎわのゴミまでしっかり吸い込む「壁ぎわ集じん」搭載。独自のV字ブラシで中央にゴミを集め、取り残しも少ない

▼軽量ボディ

▲「新小型モーター」を搭載。パワフルな吸引力と、本体質量1.6kg(スティック時)の軽量ボディを両立している

 

▼総合評価

吸引力:★★★★★
運転時間:★★★★
操作性:★★★★
付属品:★★★
使い勝手:★★★★

本体が1.6kgしかなく、手軽に使えることがポイント。壁に立てかけて充電するタイプで、見える場所に出しておき、掃除したいときにパッと使える。持ち運びも簡単で、階段や棚の上、カーテンレールなどを掃除する際に持ち上げるのもラク。毛先の違うブラシで、フローリングだけでなく、絨毯や畳でもゴミはよく取れる。軽いものの、吸引力もパワフルでバランスのよいクリーナーといえる。

 

【広い家やまとめて掃除したい人に】

SHARP
「コードレススティック掃除機 RACTIVE Air POWER EC-SR3SX」

【SPEC】
サイズ:W243×H1055×D240mm
重さ:1.9kg
最低高(※):ヘッド53mm、ボディ103mm
運転時間:強約24分、自動約60分、弱約90分(バッテリー2個連続使用時は約120分)
集じん容積:0.2リットル
付属品:バッテリー×2個、充電器、コンパクトふとん掃除ヘッド、延長ホース、はたきノズル、ベンリブラシ、スグトルブラシ、すき間ノズル、クリーニングブラシ、スタンド台

▲ヘッド53mm

▲ボディ103mm

▼史上最強のハイパワー

▲特に汚れが気になる場所を5秒間掃除する「フルパワーモード」が便利。従来機比約1.5倍の吸引力を実現している

▼バッテリー長持ち

▲大容量高圧バッテリーは着脱式で、1個あたり最長約60分間(標準の吸込口装着時は約45分)の運転が可能

▼総合評価

吸引力:★★★★★
運転時間:★★★★★
操作性:★★★★★
付属品:★★★★
使い勝手:★★★★★

バッテリーを取り外せるクリーナー。あらかじめ2個付属しているため、充電しておけば長時間使用できる。数日に一度、まとめて掃除をする方や、広い家を一度に掃除するのに向いている。アタッチメントも豊富で、床だけでなく、棚やエアコンなども一度に掃除できる。小回りもよく、本体は軽いため、長時間使用しても疲れにくい。家を立体的に掃除しても、バッテリーが長持ちするので安心して使える。

 

【まとめて掃除するよりも、こまめに掃除したい人に】

MITSUBISHI
「コードレススティッククリーナー iNSTICK ZUBAQ HC-JD1J」

【SPEC】
サイズ:W225×H1055×D240
重さ:1.9kg
最低高(※):ヘッド44mm、ボディ85mm
運転時間:標準約40分、強約8分
集じん容積:0.25リットル
付属品:アレルパンチふとんクリーンブラシ、ロングノズル(エアブロー機能対応)、毛ブラシ、ロングホース、サッシノズル、お手入れブラシ(充電台装着品)

▲ヘッド44mm

▲ボディ85mm

▼ベッド下までスムーズ

▲フラットヘッド機構により、高さ約6cmまでの狭いすき間にも対応している。ベッドやソファの奥まで掃除できる

▼ワンタッチ着脱

▲手前に引けばスティッククリーナーに、持ち上げればハンディクリーナーになる「ワンタッチ着脱」機能を搭載

▼総合評価

吸引力:★★★★
運転時間:★★★★
操作性:★★★★★
付属品:★★★★
使い勝手:★★★★★

手前に引けばスティッククリーナーに、持ち上げればハンディクリーナーになるギミックが便利。掃除を始めるときや終了時にコードの抜き差しをする必要がなく、手早く始められる。充電スタンドと一体型なので、本体を壁に立てかける必要がなく、スッキリ収納できる点も魅力。床のホコリや食べこぼしが気になったら、後回しにすることなく、サッと掃除が始められるので、こまめに掃除したい派にぴったり。

※接地面からの高さを計測。ボディは横に倒せるものはヘッドが浮かないところまで倒して計測

 

■掃除機の購入は特徴をよく知ってから

“軽く、コンパクトなクリーナー” が今年のトレンドだ。コードレススティッククリーナーは、バッテリーやモーター、ダストボックスをすべて持った状態で掃除するので、その重量が手元にかかってくることになり、手への負担が大きい。いくら吸引力が強くても、重いスティッククリーナーは持ち運びが大変で小回りが効かず、短時間でも手が疲れてしまう。そんな声を反映して、ダイソンも日本の住宅向けに小型化したクリーナーを発売した。

質量が1.6kgしかなく、吸引力も高いパナソニックは、持って移動するのが苦にならない。軽いので階段掃除や、持ち上げ時にも体への負荷がかかりにくく、手軽に使える。

吸引力という点では、大きなゴミから微細なゴミまで吸い取るダイソンがおすすめだ。一般的にブラシを回転させるタイプは、ゴミを飛び散らかすこともあるが、他社にはない特殊なヘッドで、吸い付くように吸引される。カーペットではゴミの形状によって取れないゴミがあるものの、フローリングでは磨かれたようにきちんと隅々まで大小のゴミを取ってくれるので、フローリング掃除にぴったりだ。

充電台と一体型で、「Q」の形になっている三菱電機のクリーナーは、簡単にスタイルを変えられるギミックにより、素早く掃除が始められることが魅力だ。充電コードのプラグを抜き差ししたり、持ち替えたりする必要がないので、まめに掃除したくなる。まとめて掃除するよりも、ゴミを見つけ次第、すぐに掃除したいという方に向いている。

シャープはヘッドの可動域が広く、小回りが効く。モノがたくさんあり、方向転換が多かったり、狭い場所を掃除したりすることが多い人に合っている。また、バッテリーは取り外すことができ、2個付属しているため、広い家を一度に掃除したい方や、毎日ではなく数日に一回、まとめて掃除したいという方に使ってほしい。

布団掃除や車内掃除なども行いたい場合は、付属品もチェックを。今回紹介した中では、ダイソン、シャープ、三菱あたりが充実していた。豊富なアタッチメントの中から選んで、あらゆる場所を掃除できるので家中がピカピカになる。

今回テストしたモデルは、今年発売されたクリーナーの中でも、特に注目された製品であり、人気があるモデルばかりだ。どれを購入してもハズレはないが、個性はさまざまで、使う人との相性もある。ぜひ特徴を知ってから購入してほしい。

 

>> 【特集】買って正解大賞

本記事の内容はGoodsPress12月号38-41ページに掲載されています

 

(文/石井和美 写真/江藤義典)

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