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専用工具並の精度を誇る革新的マルチツール!レザーマン「FREE P4」

&GP / 2020年10月16日 21時0分

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専用工具並の精度を誇る革新的マルチツール!レザーマン「FREE P4」

【男前マルチツールの世界】

マルチツール。それは、手に収まるほどのコンパクトなボディにさまざまな道具を詰め込んだ“ハンドツール”です。とかく専用ツールに比べ「間に合わせ」と思われがちですが、そこにはマルチツールだからこそ味わえる奥深い世界が存在します。

ここでは、そんなマルチツールの世界を紹介していきたいと思います。

第1回は、マルチツールの始祖にして定番のブランドLEATHERMAN(レザーマン)の「FREE P4」(2万5300円)。今もなおトップメーカーとして業界を牽引し、革新的な技術を取り入れ続けている同社の最新モデルです。

▲折り畳み時の全長10.8cm、全幅36mm、高さ25mm、重さ244g。主要素材はステンレス鋼

折り畳んだサイズは、手のひらに収まる程度の大きさ。クリップを装備し、ベルトループやポケットなどに引っかけやすくなっています。扱いやすく、携帯しやすくポケットにも収めやすいサイズです。

ハンドル表面は粒状にエンボス加工されており、光の当たり方で立体感が際立ちます。滑り止めの効果もあり、美しさと実用性を兼ね備えたハンドルで、初見で一番気に入った部分です。

 

■使いたいツールに簡単アクセス

プライヤーを除くすべてのツールがハンドルの外側に配置されています。つまり、ハンドルを開かなくても各ツールを開けます。これは従来のモデルと比べると圧倒的に便利! ひとつの作業を延々と続けるのであれば専用工具を使うはず。しかしハンドルの外側にツールを収納することで、装備されるツールを次々と出して作業に取り掛かれるようになりました。

▲外側のツールは、親指の腹で押す!

従来のモデルは、爪で引っ掛けて目的のツールを引っ張り出していました。一方「FREE P4」は、親指の腹で基部の爪を押してやるとツールが起き上がります。それだけの違い?と思うかも知れませんが、これが重要。

グローブなどを着けて作業する際、こちらの方が圧倒的にツールを出しやすい! 爪を痛めることもありません。しかも、慣れれば片手で出せるようになります。片手でできるようになれば、ちょっとかっこいい?

 

■まずは外側に付いているツールから

▼心配のない幅広のナイフ

刃渡り7cm、幅は約17mm。マルチツールのナイフとしては充分に長く、しっかりしています。切れ味も充分。従来の同じサイズのモデルと比べても幅広なので、力を入れやすく、ストレスなく切ったり削ったりできます。

 

▼D.I.Yでも活躍のノコギリ

ちょっとした角材を切ったり、木の枝を切るときに便利。ナイフ同様、従来品よりも幅広で厚くなりました。力が入る作業なので丈夫になったことは嬉しい。「折りたくないな~」とおっかなびっくり作業する必要はありません。

 

▼アウトドアで活躍する波刃ナイフ

家の中ではほとんど活躍の機会のない波刃。しかし、アウトドアやキャンプでは無くてはならないツールのひとつです。火種の元となるウッドチップを削ったり、ロープを切ったり、パンを切ったりができます。波のない「直刃」でもできるのでは? と思うかもしれませんが、比べてみれば分かります。波状の凹凸があることで、切る対象に引っ掛かりやすくなり、少ない力で切れます。滑りやすいナイロン製のロープを切る時は特に便利。また、パンを直刃で切ろうとするとグズグズに潰れてしまいますが、波刃であればキレイにカットできますよ。

 

▼ワイヤーストリッパーも付いている

ナイフで優しく電線ケーブルの外皮を剥き、ストリッパーで挟んで外皮を引き抜きます。これは正直、プライヤーでやればいいかな?と思いました。このレビューついでに、自宅で電気工作を「FREE P4」で行いました。結局、専用工具は一度も使わず、これ1本で作業できました。もちろん、専用工具には作業効率を考えると敵いませんが、D.I.Yで楽しむには充分使えると思います。

 

▼意外と使いやすい平たいプラスドライバー

平たいと力が入りにくいかと思いましたが、全然そんなことありませんでした。余程小さなネジでない限り、許容範囲。幅広く使えます。工作や修理では最も頻繁に使うであろうツールなのでこれはうれしい。

 

■MADE IN USAを自負するレザーマンの本気

▲USAの刻印が鈍く光るプライヤー

プライヤーの精度と機能性は、レザーマン最大の魅力です。掴む、曲げる、切るなどプライヤーが持つ基本的な仕事を確実にこなすためにしっかと作られています。

▲先端のニードルプライヤー

▲基部のワイヤーカッター

「FREE P4」は、ハンドルが握りやすく力が入りやすい。先端のニードルプライヤーは、針金を曲げたり、捻じったりできます。先端が細いので細かい作業も向いていると感じました。基部のワイヤーカッターは切れ味抜群。太目のケーブルも簡単に切れます。切ったケーブルの断面も比較的キレイ。その後の作業もやりやすかったですね。

 

■ナイロンケースが付属

いい色合いのグレーのケースが付属しています。流行りのバトルシップグレーだろうか、個人的にはすごく好み(笑)。ツールを収納するためのケースの素材はさまざまありますが、ナイロンが一番軽くて丈夫なのは間違いありません。

実は、別売商品になりますが樹脂製のケースもあります。Clip & Carry(クリップ アンド キャリー)というブランドの「Kydex ケース」です。「FREE P4」用は全5色で各3960円。

まるでハンドガンを収納するためのホルスターのよう! 実際、銃器の携帯用ホルスターとして使われている樹脂素材を使ったケースになります。テンションで収納物を固定する仕組みです。ナイロン製や革製と違ってフラップ(蓋)が付いていないので、インサートとリリースが素早く行えるのが特徴です。

また、プラスドライバーならツールを出したまま挿せるので、頻繁に使う作業の場合は、ホルダーに戻すたびにツールを畳む必要がなく非常に便利。

このツールホルダー、本当にカッコいい…。リリースする時もインサートする時もカチっと収まる感触は他の素材では得られないもの。「ヤル気」にさせてくれる音と感触です。ミリタリー系のアイテムが好きな方に絶対にオススメしたいアイテムです。

*  *  *

「FREE P4」は、今までの「ここが不満」とか「不安」だった部分の多くが改善された、新時代のスタンダートであると感じました。各部の精度、丈夫さはこれまでのモデルと比べてもひとつつ上の仕上がりです。

プロが専用工具をそろえるはもちろんですが、この1本で専用工具に負けない作業ができる。繰り返しになりますが、効率という点では専用工具に敵いません。でも、精度という点では決して負けていない。ひとつひとつの専用工具をそろえる費用と収納スペースを考えた時に、これ1本でこなせる仕事量は驚くべきコストパフォーマンスの高さです。

ホームツール、キャンプツール、電気工事、車やバイクの整備にも。「FREE P4」に搭載する機能なら充分に役立つでしょう。マルチツールの魅力に触れられる1本です。まだ1本もマルチツールを持っていない、レザーマンを持っていないというなら、この1本がベストかもしれません。

>> レザーマン

 

<取材・文/GOL>

GOL|歯科技工士、ECディレクター、webライターまで幅広く活動しております。指先に伝わるハンドツールの質感や重さ、音などアナログな部分に惹かれて今に至ります。一番好きなのは懐中電灯。

 

 

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