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【米子鬼太郎空港発着】1泊2日の鳥取ドライブ旅行。境港産魚介に皆生温泉、大山の自然に囲まれてパワーチャージ!

Hanako.tokyo / 2021年4月14日 15時0分

【米子鬼太郎空港発着】1泊2日の鳥取ドライブ旅行。境港産魚介に皆生温泉、大山の自然に囲まれてパワーチャージ!

日本海を望み、豊かな自然と食に囲まれた鳥取県。東から西、そして山間部と広範囲に観光スポットが点在するため、ドライブで巡るのが効率的です。米子鬼太郎空港を発着地点とし、王道観光エリアの「水木しげるロード」や、中国地方最高峰の山「大山」周辺を巡る観光コースをご紹介。2021年3月に皆生温泉に開業したばかりの〈やど紫苑亭〉の宿泊もあわせてレポートします。

鳥取西部の玄関口〈米子鬼太郎空港〉からスタート。

ステンドグラス「妖怪たちの森」。

旅のはじまりは、鳥取県西部の空の玄関口〈米子鬼太郎空港〉から。到着口やロビーに鬼太郎のイラストやステンドグラスなどがあるほか、空港内には至るところに鬼太郎やその仲間たちが隠れています。ステンドグラスの撮影は、光の加減で見え方が変わるので、15時頃までに撮影するのがおすすめです。

鳥取県西部には、日本海側に位置する境港市、皆生温泉のある米子市。そして中国地方最高峰の山「大山」などもあり、海側にも山間部にも魅力的な観光スポットがあります。そのため、旅の移動は車が便利! 1階到着フロアでレンタカーを借り、1泊2日のドライブ旅行に向かいましょう。

177体の妖怪が大集合!〈水木しげるロード〉。

「目玉おやじ清めの水」が印象的な妖怪神社。

〈米子鬼太郎空港〉から車で北に向かうこと約15分、境港市にある「水木しげるロード」に到着します。

「水木しげるロード」は、境港駅から〈水木しげる記念館〉まで、約800m続く妖怪の道のこと。『ゲゲゲの鬼太郎』の生みの親、水木しげる先生の出身地が境港市ということで、1993年に誕生しました。道の両側には177体もの妖怪ブロンズ像が!(※2021年3月現在)
メインキャラクターの鬼太郎や目玉おやじはもちろん、はじめて見る妖怪もたくさんいるはず。お気に入りを探しながら散策してみてください。

さらにロード内には、ユニークな妖怪グルメを提供するお店や妖怪グッズを購入できるお土産屋さんなども軒を連ねています。目玉おやじ清めの水がある〈妖怪神社〉のチェックも忘れずに。

〈妖怪神社〉
鳥取県境港市大正町62−1
0859-47-0520

漫画家であり、冒険家。水木しげる先生の人柄と作品の魅力を学べる〈水木しげる記念館〉。

水木しげる漫画ワールド。

水木しげる先生の仕事部屋。

妖怪洞窟。

ミュージアムショップ。

日本を代表する漫画家、水木しげる先生の貴重な資料や作品を多数展示している〈水木しげる記念館〉。

『ゲゲゲの鬼太郎』や『悪魔くん』はもちろん、妖怪漫画だけに留まらない水木作品の揃う「水木しげる漫画ワールド」。漫画家、妖怪研究家、冒険家と様々な顔を持つ水木先生の半生を知ることのできる「ねぼけ人生の間」。水木漫画に登場するたくさんの妖怪が棲む「妖怪洞窟」など、独創的な水木ワールドに引き込まれ、あっという間に時間が経ってしまいます。

今でこそ多くの人に親しまれている『ゲゲゲの鬼太郎』ですが、この作品が世に出るまでに、水木先生には苦難を乗り越えた過去が……水木先生の人生を通して作品にさらに愛着が湧きました。しばし人間界を忘れ、異界を覗いてみてはいかがでしょうか。

〈水木しげる記念館〉
鳥取県境港市本町5
0859-42-2171
9:30〜17:00(受付は閉館30分前まで)
無休
大人 700円、中高生 500円、小学生 300円

境港どれの新鮮魚介をリーズナブルに楽しめる〈廻るお寿司屋さん大漁丸 みなとさかい店〉。

「かにオール」472円。

「いかオール」366円。

境港漁港で水揚げされたもさえびがこれでもかと乗った「もさえび盛々」188円。

「あら汁」105円。

ランチはJR境港駅すぐの〈廻るお寿司屋さん大漁丸 みなとさかい店〉で、日本海・境港漁港産の旬のお寿司を堪能します。地産地消をコンセプトにしており、シャリに使用するお米も「鳥取県産きぬむすめ」を使用する徹底ぶり。

こだわりのネタがこれでもか……と乗ったお寿司にびっくり!さらに、価格を聞いて二度びっくり。贅沢に盛られたもさえびは一皿188円。カニ身やかにみその軍艦などが四貫乗った「かにオール」は472円。身が詰まった「あら汁」も105円とリーズナブル。回転寿司でこんなに感動するとは……と、唸るほどのおいしさでした。

〈廻るお寿司屋さん大漁丸 みなとさかい店〉
鳥取県境港大正町215番地 みなとさかい交流館1F
0859-44-5522
11:00~14:00 ※新型コロナウィルスの影響で短縮営業中

1日10組限定の旅館〈やど紫苑亭〉で心ゆくまで癒やされる。

専有面積150平米の貴賓室「久遠-Kuon-」和室とベッドルーム。クイーンサイズベッド2台が入る。

貴賓室「久遠-Kuon-」リビングルーム。

貴賓室「久遠-Kuon-」庭園。

貴賓室「久遠-Kuon-」内風呂、露天風呂。内風呂は底の高さを上下でき、寝湯も楽しめる。

一室毎にイメージの異なる照明は、客室に合わせて制作。

専有面積100平米のプレミアムスイート「嘉祥-Kasho-」和室とベッドルーム。

プレミアムスイート「嘉祥-Kasho-」リビングルーム。

〈廻るお寿司屋さん大漁丸 みなとさかい店〉を後にし、北東へ約30分、皆生(かいけ)温泉にある〈やど紫苑亭(しおんてい)〉に到着します。「皆生温泉」は、米子市の北側、日本海に面した山陰を代表する海辺の温泉地。

そんな皆生温泉に、2021年3月に誕生したのが、1日10組限定の温泉旅館〈やど紫苑亭〉です。客室を10室に限定することで、想像を超える最高のサービス・おもてなしを提供しています。

2室ある貴賓室は、なんと専有面積150平米! リビングルーム、和室、ベッドルームに加え、露天風呂と内風呂、やさしい光の入る庭園を備えています。残る8室も100平米のスイートルーム。半露天風呂を備え、客室ごとに違った雰囲気を醸し出します。

館内すべてのお風呂で、美容効果の高い泉質で知られる皆生温泉の美人の湯をかけ流し。泉質はナトリウム・カルシウム塩化物泉、岩石や海水の塩分が温泉水に溶け込むため、ややしょっぱさを感じます。

〈バカラ〉のグラスや〈バルミューダ〉のケトルなど、こだわりの備品が揃う。

冷蔵庫内のドリンクは全てフリー。地ビール「大山Gビール」も4種類用意。

館内着。

肌なじみの良いバスローブやガウン。

「DECORTE AQ」や「MARVIS」をアメニティに採用。

客室内の備品にもこだわりを感じます。

一見クローゼットのように見える扉を開けると、ネスプレッソ社製のコーヒーマシーンや冷蔵庫が置いてあるスペースが出現。冷蔵庫内にはアルコールとソフトドリンクが入っていますが、すべてフリーで楽しめます。露天風呂に入って、お酒を飲みながら庭園を眺める……心も身体も癒やされていくのを感じるでしょう。

庭園を眺めながらゆったりと過ごせる「ラウンジ」。

「ラウンジ」では、アルコールや軽食を提供している。

ティータイム、カクテルタイムなど、1日に4回提供するものを変えている。

コンクールでの受賞経験のある庭師、坂本氏が手がけた「自然庭園」。

優しい光の入る館内。

人間国宝の作品を展示する「プライベートギャラリー」。

プライベートで楽しめる貸切専用の露天風呂と内風呂。

「スパラウンジ」露天風呂。

旅館から出ずにくつろいで欲しいとの想いから、館内施設も充実しています。

庭園を眺めながらゆったりとした時間を過ごせる「ラウンジ」は、宿泊者なら誰でも利用可能。時間帯によって、提供するフードやドリンクが変わるので、次は何が出てくるんだろう……と楽しみに。

「プライベートギャラリー」では、2013年に鳥取県在住者として初めて重要無形文化財(人間国宝)に認定された前田昭博氏の陶器をはじめ、著名な作家の絵画などの美術品を鑑賞できます。

「向付」山陰の海幸 本日の鮮魚を彩々に。

「旬彩」大山の契約農家さんが育てた地野菜 53度の低温料理で作るローストビーフのサラダ。

「油物」のどぐろのあられ揚げ。

「強肴」甘鯛ソテー 大山バターとトリュフの薫りにて。

「肉料理」鳥取和牛オレイン55・万葉牛 サーロインのすき焼き。

「肉料理」鳥取和牛オレイン55・万葉牛 フィレとフォアグラのグリル 瞬間燻製にて。

旅館での楽しみの一つ、お食事。料理長自ら地元の生産者のもとへ足を運び、食材を厳選。朝採れの有機野菜、水揚げされたばかりの活魚、旬を迎えた味わい深い果実……と、山と海がすぐ近くにある皆生温泉だからこそ入手できる、新鮮な食材を使った和食を堪能できます。

全国和牛能力共進会で肉質日本一に輝いた「鳥取和牛オレイン55」を使用した肉料理では、お肉の甘みと旨みが口の中に広がり、幸せな気分に。全てが美しく、料理長の技が光るお料理の数々。お腹も心も満たされる大満足のコースです。

身体に優しい和朝食。

脂がたっぷりと乗った、のどぐろの一夜干し。

ぐっすり寝た翌朝は、庭園を眺めながら朝食を。

炊きたてご飯と具だくさんのお味噌汁、丁寧に仕込んだ多彩な献立を少しずつ楽しめます。名峰・大山で育つ新鮮なお野菜や地元の海産物を使った身体に優しい和朝食で、朝からもりもり食べられちゃいます。

チェックアウトのときにはスタッフの方が、車の誘導とお見送りをしてくれました。

温かいおもてなし、おいしいお料理、気持ちの良い温泉、広い客室、1泊だけでは足りないほどの充実した施設を堪能して、身も心もリフレッシュ。〈やど紫苑亭〉の贅沢な空間で、上質な時間を楽しんでみてはいかがでしょうか。

〈やど紫苑亭〉
鳥取県米子市皆生温泉4-6-12
050-5330-1154

大自然を満喫しながら参拝できる〈大山寺〉。

大山寺。

山門を正面にし左側には「大神山神社(おおがみやまじんじゃ)奥宮」がある。

標高1,700m超え。大迫力の大山を道路脇から。

〈やど紫苑亭〉を後にし、車で南東に向かうこと約35分、西伯郡大山町にある寺院〈大山寺(だいせんじ)〉に到着します。中国最高峰の山、大山の中腹にある由緒あるお寺です。

日本遺産に認定されている大山は、古来から「神の山」「仏の山」として信仰の対象そのものとされて崇められてきたのだそう。その雄大さに、車窓から眺めているだけでも心が洗われましたが、せっかく鳥取に来たのなら近くまで行ってみましょう。

県立大山駐車場に車を停め、〈大山寺〉まで向かいます。舗装された参道ですが、急勾配なのでスニーカーなどで向かうのがおすすめ。参道の脇には特産品を販売するお土産店や老舗旅館が建ち並びます。歩くこと約10分、山門が現れます。森林浴を楽しみながら階段を100段あまり登ると〈大山寺〉に到着です。

朝の参道は、空気が凛としていて、神聖な雰囲気を感じます。時間に余裕のある方は、パワースポットと言われている「大神山神社奥宮」にも向かってみてください。

〈大山寺〉
鳥取県西伯郡大山町大山9
0859-52-2158

大山の麓で味わうモダンイタリアン〈リストランテ天空〉。

眼下に日本海を望む。

桝水高原教会。

「リストランテ天空」店内。

朝の散歩で森林浴を楽しんだあとは、車を約5分走らせ〈リストランテ天空〉でランチを堪能しましょう。厳選した地産地消の食材にこだわり、フレンチをベースにしたイタリアン料理に和を混ぜた“モダンイタリアン”を、眼下に広がる日本海の景色を見ながら味わいます。

敷地内には、水盤が印象的な〈桝水高原教会〉、泊まれるレストラン〈オーベルジュ天空〉も併設。標高約800mの大自然に囲まれた空間で絶景と絶品を楽しめます。

「前菜」フランス産七面鳥胸肉の低温調理と大山の野菜たち。

「スープ」菜の花とタケノコのミネストローネ。

三種から選べる「パスタ」。イタリア産パンチェッタを使ったクリームパスタ カルボナーラ風。

お魚かお肉を選べる「メイン」。飯南町産豚ロースのポワレ ポリネシアンスタイルで。

いちごとチョコのムース カシスのソルベ。

ランチは「大山コース」2,900円か「天空コース」4,800円をお好みで。今回は前菜、スープ、パスタ、メイン、デザートの付く「大山コース」をいただきました。

前菜で登場した大山野菜の味の濃さとおいしさにびっくり! 大山に残る西日本最大級のブナの原生林のおかげで、澄んだ空気とおいしい水が生まれ、さらに標高差による朝晩の寒暖差によって食材の味が濃厚になるんだそう。

旬のものを一番おいしいタイミングで提供したいからと、食材はすべてシェフが厳選。野菜は朝どれのものを農家の方から買い付けています。コースのラインナップは、毎月変更しているので常連のお客さんも多いとのこと。食材の準備があるので、事前に予約してから来店してください。

〈リストランテ天空〉
鳥取県西伯郡伯耆町金屋谷2-1
0859-48-6002

大山を望む日本最大級のフラワーパーク〈とっとり花回廊〉。

大山をバックに、四季折々のお花を鑑賞できる「花の丘」。

後ろに見える「フラワードーム」は、直径50m、高さ21mの大温室。ダイオウヤシなどの熱帯・亜熱帯の植物を一年中楽しめる。

園内をぐるっと約20分で周る「フラワートレイン」。

〈リストランテ天空〉から車で西へ約16分、国内最大級のフラワーパーク〈とっとり花回廊〉に到着。大山を望む景観の中、年間約400種、約200万本の草花を楽しめます。

いつでも花や植物を楽しめる大温室や展示館があるほか、1周1kmの屋根付き展望回廊があり、雨の日でも傘をささずに園内を展望可能。4月〜5月上旬にかけては、桜やチューリップが咲き誇り、5,6月にはバラやユリなどの豪華な花々が登場……と、一年中美しい風景に出会えます。

園内の総面積は約50haと広大なので、ゆったりと散歩しながらお気に入りのスポットを探してみてください。

〈とっとり花回廊〉
鳥取県西伯郡南部町鶴田110
0859-48-3030

思わず声が出る!ボリュームたっぷりのフルーツパフェ〈真名井ばあちゃんのせせらぎレストラン〉。

「もりもりいちごパフェ」1,200円。

〈とっとり花回廊〉を後にし、旅のラストはスイーツで締めくくります。車で北へ向かうこと約25分、SNSで話題のフルーツパフェを提供する〈真名井ばあちゃんのせせらぎレストラン〉へ到着。

レストランは、名水百選にも選ばれた米子市淀江の「天の真名井」という場所の近くにあります。元々は、真名井ばあちゃんが、名水を使ったお蕎麦や割烹料理を提供するお店でしたが、2代目の娘さんが季節のパフェを取り入れたところ、SNSで大人気に!

12月〜5月頃までは、いちごがたっぷり乗った「もりもりいちごパフェ」が登場。15個以上のいちごを使い、生クリームやあんこ、アイスなどが層になっています。おいしく味わってもらうためにと、注文が入ってからいちごをカット。そのため、すべての断面が美しいんです。

いちごパフェのシーズンが終わると、昨年はトマト、ブルーベリー、いちじく、ラ・フランスなどが登場しました。今年は何が登場するのか、今から楽しみです。

休日は数時間待ちになることもありますが、一度受付をすれば外出しても大丈夫。順番が近づくと電話で呼び出してくれます。散歩しながら「天の真名井」を見に行ったり、車で約12分の「本宮の泉」に行ったりと、清らかな水を確かめに行くのもおすすめです。

〈真名井ばあちゃんのせせらぎレストラン〉
鳥取県米子市淀江町稲吉285-2
0859-56-2755

水木しげるロード、皆生温泉、大山……鳥取西部をぐるっと一周。

名残惜しいですが、そろそろ帰りの飛行機の時間。〈米子鬼太郎空港〉へと向かいましょう。

おいしいものを食べて、大自然を満喫。さらにゆっくりと温泉に浸かれば、パワーチャージも完了です。東西に広い鳥取県ですが、1泊2日でもスポットを絞って巡ると、十分に楽しめます。

鳥取砂丘や他の温泉街も気になる……という場合は、2泊3日以上での旅行がおすすめ。鳥取県東部の主要観光地もご紹介していますので、あわせて読んでみてくださいね。

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