座礁のタンカー、なかなか動かず…船体を軽くする作業始まる 船体を引き出すのは12日以降 北海道函館市

北海道函館市の恵山岬沿岸で座礁したタンカーは沖へ引き出す作業がうまくいかず、11日は船体を軽くするため燃料や船内で使う水を抜き取る作業が行われています。

藤田忠士記者
「座礁したタンカーの隣には台船が到着していて、いまは燃料などを抜き取る作業が行われています」

恵山岬沿岸で座礁したタンカー「さんわ丸」は10日、満潮にあわせて沖に引き出す作業が行われましたが、船は動かず、作業は中断されました。

このため、11日はタンカーの浮力を確保して引き出しやすくするため、燃料の重油200キロリットルと、船内で使う水約100キロリットルを抜き取る作業が行われています。

作業が順調に進めば、12日以降、再び満潮のタイミングにあわせて、船体を引き出す作業が行われるということです。