ダルビッシュ有９８日ぶり登板 地元ファンの大歓声受けるも、初回先制アーチ浴びる

ダルビッシュ有

◆米大リーグ　パドレス―タイガース（４日・米カリフォルニア州サンディエゴ＝ペトコパーク）

　パドレスのダルビッシュ有投手が４日（日本時間５日）、本拠のタイガース戦で５月２９日マーリンズ戦以来のマウンドに上がった。

　ダルビッシュの名前がアナウンスされてマウンドに上がった瞬間、地元ファンからの大歓声を受けた右腕。先頭のメドーズを捕邪飛、グリーンを空振り三振に仕留めたが、３番ビアリングにカウント０―２と追い込みながら９４・７マイル（約１５２キロ）の直球を左翼席に叩き込まれた。続くカーペンターに右翼線二塁打をゆるしたが、５番キースを空振り三振に仕留めるとガッツポーズが飛び出した。

　ダルビッシュは５月２９日の登板後に左足股関節痛のため負傷者リスト（ＩＬ）入りし、その後右肘炎症も訴えていた。また、７月６日には家族の事情により制限リストに入った。長期離脱となっていたが、８月２３日に本拠地サンディエゴでチームに再合流。同３０日、キャンプ地のあるアリゾナ州の球団施設で実戦形式の投球練習を行い、徐々に段階を上げていた。

　シルト監督は「とてもいい状態。（アリゾナ州の球団施設で）４イニング、６６球を投げて、球速も、ボールのスピンも非常にいい」などと期待を込めていた。