ＤｅＮＡ桑原将志「外野フライでいいや」と思っていたら逆転二塁打 ２日勝てば３年連続ＣＳ進出

ヒーローインタビューで笑顔の（左から）ジャクソン、桑原、戸柱（カメラ・堺　恒志）

◆ＪＥＲＡ　セ・リーグ ＤｅＮＡ３―１広島（１日・横浜）

　ＤｅＮＡが４位広島との最後の直接対決で快勝。ゲーム差を３に広げ、残り５試合で１勝すれば３年連続のＣＳ進出が確定する。

　令和マシンガンがつながったのは、１点ビハインドの４回だ。牧、オースティン、宮崎がいずれも変化球をさばいて１死満塁。セ界を代表する強打者たちの巧打で巡ってきた絶好機に、６番・桑原は「外野フライでいいや」とリラックスして打席に。初球、低めの変化球を狙い通り同点犠飛にするはずが、打球は右翼線にポトリと落ちる逆転の２点二塁打に。「打ったのはカットボールかな？　変なヒットだったけど、結果が１００点だからいいです」と笑顔がはじけた。

　ドラ１・度会や復帰の筒香、夏場にブレイクした梶原ら外野の競争が激しくなる中で、９月は１６試合で月間打率３割８分５厘と存在感を発揮。故障離脱した山本の打撃用手袋を使い、後輩の魂とともに秋の陣に臨んでいる３１歳は、１０月に入っても満員のスタンドに「最後まで自分たちの戦い方をしていきます」と誓った。

　守っても先発のジャクソンが７回１失点。伊勢の緊急降板にも動じず、盤石の継投でＣＳに王手をかけた三浦監督は「まだ決まったわけじゃない。明日も今日と同じ気持ちで臨みます」と目線を光らせた。