NHK大河ドラマ「べらぼう」に桐谷健太登場「これから更に探求したい」…新キャスト9人発表
スポーツ報知 / 2025年1月11日 12時0分
NHKは11日、俳優の横浜流星が主演する大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺(つたじゅうえいがのゆめばなし)~」(日曜・午後8時)の新たな出演者を発表した。桐谷健太や古川雄大、片岡鶴太郎など計9名の新たなキャラクターが登場する。
桐谷は、牛込の御徒組屋敷で生まれ育った幕臣で、十代で出した狂詩集『寝惚先生文集』で一躍その名をとどろかせ、その後四方赤良という狂名で天明狂歌を牽引する存在となる大田南畝/四方赤良役で出演。批評家、戯作者など多彩な一面も持ち合わせ、蔦重(横浜流星)とは、南畝が書いた黄表紙評判記『菊寿草』をきっかけに、交流がスタートする役柄で「大田南畝は、表の顔は真面目で実直な御家人、裏の顔は狂歌や戯作など、笑いに溢れた文芸作品のべストセラー作家であり、パーティー好きな、べらぼうに明るく楽しい人物だったそうです」とコメント。「ただその明るさの奥には何があったのか、もしくは無垢な明るさだったのか。これから更に探求したいです。彼の辞世の句にヒントを感じた今日この頃です」としている。
また、古川は深川木場生まれで、北尾重政(橋本淳)に画を学び、その後徐々に洒落本や黄表紙などを手掛け、鶴屋(風間俊介)が出した『御存商売物』で、戯作者としての地位を確立する北尾政演/山東京伝を演じる。蔦重とは、度々吉原に出入りする中で知り合い、親交を深め、『江戸生艶気樺焼(えどうまれうわきのかばやき)』の大ヒット以降、蔦重の出版パートナーとして欠かせない存在となる。古川は「とにかく女に目がなく、浮名を流すほどの女泣かせで、明るく周りを照らす様なイメージを持ちました」と印象を明かした。
片岡鶴太郎が演じるのは、徳川将軍家に仕える狩野派に絵を学び、安永5年(1776年)に『画図百鬼夜行』を刊行、妖怪画の名手として注目を浴びる鳥山石燕。喜多川歌麿や恋川春町など数多くの弟子を持ち、特に歌麿には小さい頃から目をかけ、その“才能の目覚め”にきっかけを与えていく役柄だ。「妖怪絵師として独自の世界を切り拓き、後進の歌麿を見出しそして現代の妖怪漫画・ゲゲゲの鬼太郎の作者水木しげるさんへと繋がって行きます。どうぞお楽しみ下さいませ!」とコメントを明かした。
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