先月結婚の日比野菜緒、夫とともに「トップ３０をもう一度目指してみたい」…１２日全豪ＯＰ開幕

インタビューに応じた日比野奈緒

　テニスの４大大会初戦、全豪オープンが１２日にオーストラリア・メルボルンで開幕する。女子シングルス出場する日比野菜緒は昨年１２月に結婚を発表。夫の増田啓孝さんが帯同し、予選を勝ち抜いて本戦出場をつかんだ。大会の中継をするＷＯＷＯＷのインタビューで意気込みを語った。

―ご結婚おめでとうございます。心構えなどに変化はありましたか？

　ありがとうございます。今年から夫と遠征を共にしているので、チーム感というか、安心感はあります。１０年ほど竹内映二さんとツアーを回っていて、心機一転というか、新しいエッセンスを取り入れて、違う気持ちで臨めるかなと思っています。

―昨シーズンを振り返っていかがですか？

　去年は珍しくポジティブなところを見つけるのが難しかったシーズンでした。マンネリ化していたところもあったのかなと思います。ただその中で得たものも色々あります。謙虚さが足りなかったシーズンだったので、（今シーズンは）新体制にもなりましたし、新たな気持ちで、そして謙虚な気持ちで臨めたらなと思っています。

―今シーズンが始まりましたがどのような心境ですか？

　２０２５年シーズンをすごく良い形でスタートできているなと思うので、このまま今の自分が取り組んでいることを突き詰めていきたいです。今年はそのテニスを最大限続けていって、自分がどこまでいけるかをもう１度みてみたいなと思っています。

―全豪オープンは日比野選手にとってどのような大会ですか？

　１０代のときにオーストラリアに留学していたので、自分の中で（オーストラリアは）セカンドホームという気がします。「ハッピースラム」と呼ばれているだけあって、気候も良くて賑やかで、好きな大会の１つです。

―１回戦の相手はコスチュク（ウクライナ）です。どのような印象を持っていますか？

　彼女はフィジカルが強くてファイターです。個人的に彼女のプレーが好きなので、よくプレー動画を見ています。なので今回の対戦もすごく楽しみです。対戦するにあたって、こっちも最初から最後まですごくファイトしなきゃいけないなと思います。やっぱり攻撃的な選手なのでこちらからもしっかりと攻撃しながら、守るところは守って、攻守のバランスが大事になる試合だと思います。気持ちの面もタフな試合になると思うので、すごく楽しみです。

―今シーズンのテーマはありますか？

　今年はランキングでいえば、トップ３０をもう一度目指してみたいなと思っています。そのためにはコンスタントに勝っていくことが必要だと思います。１年間を通して自分のテニスをやり続けるということがその鍵になってくると思います。