高梨沙羅は反省の１１位タイ 「２本目は空中でバランスを崩してしまった」 ジャンプ女子Ｗ杯蔵王大会

１回目を飛び終え９位につけた高梨沙羅

　ノルディックスキー・ジャンプ女子のＷ杯蔵王大会は１月２４日、山形・アリオンテック蔵王シャンツェで個人第１２戦（ヒルサイズ＝ＨＳ１０２メートル）を行い、１８年平昌五輪銅メダルの高梨沙羅（クラレ）が１回目９０メートル、２回目９２・５メートルを飛び合計１８０・８点で１１位タイに入った。日本勢の最高は、今季自身初のひと桁順位、７位に入った伊藤有希（土屋ホーム）。

　高梨は１回目に９０メートルで９位につけた２回目。すっと飛び出したが、不安定に風を受けバランスを崩し、課題としている足を前後に開いて着地するテレマークが入らず。飛型点を伸ばせず、悔しそうだった。高梨は「２本目は空中でバランスを崩してしまって、後ろに流れるような感じになってしまったので、気をつけないといけない」と反省が口をついた。

　それでも２回目は１回目よりも飛距離を伸ばし、手応えを感じている。前日２３日の予選では８３・５メートルにとどまっており「昨日から比べてジャンプは確実によくなったと思う」と前向きに話した。