心地よい音であふれる町を目指して USENと連携し町内全ての公共施設に音楽を届ける 北海道・奈井江町

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北海道、空知地方の奈井江町が心地よい音であふれる町を目指し大手音楽配信会社と連携した日本初の取り組みを始めました。

デスクワークに励む役場の職員たち。一見いつもと変わらない光景ですが、この日は明るく軽快な音楽が流れています。

奈井江町職員）

「心地よい音色（の中）で仕事できるのはとてもいいことだと思いますね」

「シーンとしているよりもこういうゆったりとした音楽が流れていると、非常にお昼休みもリラックスして過ごせるなと思います」

日本一長い直線道路が走る人口およそ5000人の町、奈井江町。先月29日から始まったのは、町内すべての公共施設に音楽を届ける取り組み。60年以上にわたり音楽配信を手掛けてきたUSENとタッグを組みました。

奈井江町・三本英司町長）

「『まち中音楽』を合言葉に、いつでもどこでも音楽や音に触れることができ、子どもから高齢者まで年齢を問わず、障がいのある人も外国人も誰もが音楽を通じて繋がることができるそんな町づくりを推進してまいります」

USEN北海道支社・館健太支社長）

「心に残るような音楽をお届けする、さらにアナウンスをお届けする、そういったところで地域の活性化に貢献できるよう努めていきたいと考えております」

設置された専用チューナーから場所や時間に合わせた音楽が配信されるほかこうしたアナウンスも自動で流してくれます。

「町長のあいさつ」（火曜日バージョン）

《おはようございます。奈井江町長の三本です。きょうは火曜日、意志あるところに道はずどーんと開けます》

※奈井江町のキャッチフレーズは「ずどーん」。日本一の直線道路のまち奈井江町に由来しています。

奈井江町・三本英司町長）

「ウケてないよ」

すべての公共施設でUSENが音楽配信を行うのは全国の市町村で初めてのこと。町営の交流施設でも早速、町民が流れてくる音楽を楽しんでいました。

町民）

「もうすごくいいと思います。やっぱり癒されますね、音楽は」

「（体操するときも）先生の『123・123』ってそれしかないから。音楽聞きながら体操やるっていうのはテンションが上がると思います」

およそ160万円をかけた今回の取り組み。町は今後、音楽を流す場所を公共施設以外にも広げていきたいとしています。