知床沖の観光船沈没事故から2年 23日午後から追悼式 慰霊碑の設置を求め乗客の家族らが斜里町長と面会

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乗客・乗員26人が死亡、行方不明となった北海道知床沖の観光船沈没事故から23日で2年。

午後、追悼式が行われる斜里町から中継です。

■依田アナウンサー：

このあと追悼式が行われる斜里町役場のウトロ支所前にいます。

建物の中には役場の前にあった献花台が移され午前10時から地元の方々が花を手向け手をあわせていました。

会場の中にはおよそ200の席が設けられていて、ホールの中央には大きな祭壇があります。

手向けられた花の中には観光船の運航会社の桂田精一社長の花もありました。

乗客の家族らは事故を風化させないため慰霊碑の設置を斜里町に求めていて、先ほど山内町長らと面会しました。

■行方不明者の家族：

「場所としては海が見えるところに建ててもらって、もう2度とこういうことがあってはいけないんだよって世の人たちにも知ってもらう」

この事故では乗客乗員20人が死亡。6人が行方不明のままです。

第一管区海上保安本部はきのう（22日）から行方不明者の集中捜索を始めています。

乗客の家族あわせて30人は来月下旬にも運航会社と桂田精一社長に対し、損害賠償を求め札幌地裁に集団提訴するとしています。

追悼式はこのあと、午後1時から斜里町役場のウトロ支所で、鈴木知事や乗客の家族らも参列して行われます。