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小栗旬×松坂桃李×池松壮亮×窪塚洋介 コロナウイルス乗せた豪華客船が舞台の映画『フロントライン』6月公開

クランクイン! / 2024年12月19日 7時0分

映画『フロントライン』ビジュアル

 小栗旬、松坂桃李、池松壮亮、窪塚洋介が共演する映画『フロントライン』が、2025年6月に劇場公開されることが決定。ビジュアルとシズルリースが解禁された。

 2019年12月に中国の湖北省武漢市で初めて発生が確認され、2020年に入ってから世界的流行(パンデミック)を引き起こした新型コロナウイルス。過去に未知のウイルスの脅威や感染拡大を描いたパニック映画やサスペンス映画は国内外に存在したが、本作は世界規模で人類が経験した新型コロナウイルスを事実に基づく物語としてオリジナル脚本で映画化した日本で初めての作品だ。

 物語の舞台は、2020年2月3日に横浜港に入港し、その後日本で初となる新型コロナウイルスの集団感染が発生した豪華客船「ダイヤモンド・プリンセス」。乗客乗員は世界56ヵ国の3711名。横浜入港後の健康診断と有症状者の検体採取により10人の感染者が確認されたことで、日本が初めて治療法不明の未知のウイルスに直面することとなった。この状況下で“最前線”に駆けつけたのは、家族を残し、安全な日常を捨てて「命」を救うことを最優先にした医師や看護師たちだった。

 本作の企画、脚本、プロデュースを務めたのは、ドラマ『白い巨塔』『救命病棟24時』『Dr.コトー診療所2006』、映画化もされた『コード・ブル ‐ドクターヘリ緊急救命‐』(いずれもフジテレビ系)で、医療現場の最前線にある人間ドラマをエンターテイメントに昇華させてきた増本淳プロデューサー。2023年には東日本大震災による福島第一原発事故を政府、電力会社、原発所内のそれぞれの視点から描いて話題になったNetflixドラマ『THE DAYS』で企画、脚本、プロデュースを務めた。

 本作に挑むにあたり、増本は自身による300ページを超える取材メモから、今まで知られることのなかった船内の複数のエピソードを丁寧に脚本にまとめ上げた。企画のきっかけは「クルーズ船に乗船した医師との会話」だったと振り返り、さらに「その医師が語ってくれた船内の実態は、世の中に知られていないことばかりで、驚くべきことや涙なくしては聞くことのできないエピソードの連続でした」と語った。情報解禁にあたり、「この知られざる愛と勇気の物語を1人でも多くの人に共有してもらいたい」と本作を手掛けた想いをコメントしている。

 監督を務めたのは、広告業界でキャリアをスタートさせ、Cannes Lions(カンヌ国際広告祭)でグランプリを受賞、映画『生きてるだけで、愛。』で劇場長編映画デビューし、2作目となる『かくしごと』が第49回報知映画賞で最多ノミネートされた関根光才。本作に参加した理由として、「稀有で、挑戦的で、私たち皆が共有すべき作品になる。この作品に参加できるなら、それはフィルムメーカーとしての重要な責務だとも感じた」と自身の強い思いと覚悟を語った。

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