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小栗旬×松坂桃李×池松壮亮×窪塚洋介 コロナウイルス乗せた豪華客船が舞台の映画『フロントライン』6月公開

クランクイン! / 2024年12月19日 7時0分

 小栗が演じる結城とは東日本大震災でもともに活動し、“戦友”とも呼べる過去を持つ仙道行義を演じた窪塚洋介は、撮影時、小栗とはドラマ『GTO』(1998)以来26年ぶりの共演だったことにも触れ、「旬が声をかけてくれて、新型コロナウイルスの話なんだけど興味があるかって。ちょっと警戒したんだけど台本に感銘を受けて、これはぜひやりたい」と小栗からの出演オファーだったエピソードを披露。意外にも長いキャリアで「医師の役はやったことがなかった」と本作がキャリア“初”の医師役だったことも背中を押したと明かした。

 本日解禁されたビジュアルは、劇中の4人それぞれの視線の先にある“最前線”を表情だけで構成した印象的かつ、インパクトのあるデザイン。結城(小栗)には目の前の命を救うことと仲間の安全を願う“葛藤”が、立松(松坂)にはなんとしても国を守らなければいけない“信念”が、真田(池松)には家族を残し未知のウイルスに立ち向かう“不安”が、仙道(窪塚)にはここから絶対に逃げられないという“覚悟”が垣間見える。「最前線で守るべきは、この国か、目の前の命か」の衝撃的なコピーとともに、4人それぞれのドラマを感じさせるビジュアルになっている。

 なお、解禁前日にはマスクをした4人の目元だけのビジュアルに「その日から、世界が変わってしまった」のコピーだけが入った先行ビジュアルが解禁されていた。

 また、ビジュアルと同時に解禁されたシズルリールは、劇場予告編や本編のダイジェスト映像と違い、本編映像、メイキング映像、メインキャスト4人のインタビューで構成された先行特別映像。冒頭、誰もいない船内の廊下に「事実に基づく物語」の文字が浮かび上がり、DMAT指揮官の結城(小栗)が出動要請の電話を取るところからはじまる。「いま我々が見放せば乗客は助かりません」と訴え、「船内で怯える3700人にいち早く医療を提供したい」と答える結城のセリフから、あの時“最前線”で起きていた一刻の猶予も許されなかった状況と彼の“葛藤”がリアルに映し出されている。

 一方、厚労省の立松(松坂)は「国内に(ウイルスが)持ち込まれることなんてないように」「誰かにお願いするしかないんですよ」と感情を見せず言い放つシーンがあり、結城とは立場の異なるプレッシャーの中で自身の“信念”を口にするシーンもある。結城と強い信頼関係にある仙道(窪塚)は、時間を追うごとに悪化する船内の状況をなんとか打開しようと奮闘し、時に結城に対して「DMATも撤退しようか!」と感情をぶつけるが、「やれることは全部やる、でしょ? DMATは!」と人一倍の“覚悟”を示す。岐阜県に愛する家族を残し、船内に乗り込んだ真田(池松)は、結城に対して「隊員の家族のことは誰が考えてくれるんですか?」と“不安”を吐露するセリフがあり、我々の知らない物語を匂わせる。

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