杉田かおる、還暦&50年超のキャリアも作品に臨む姿勢は変わらず 名優との共演秘話も
クランクイン! / 2025年1月30日 6時30分
杉田:あはは! 確かにそうなってますね。(その件はひとまず置いといて…)で、田口さんなんですが、そういう時でも、みんなの輪の中に深入りせず、それでいて嫌がりもせず、フンフンって感じで静かに話を聞いているんです。ところが、そんな温厚な方が、現場に入るとガラッと変わるんです。いざ、演技になるとスイッチが入って、あの狂気に満ちたキャラクターに変貌するんですよ! 驚きますよね。同じ俳優として、さすがだなと思いました。
――田舎暮らしに憧れて村にやってくる若夫婦についてはいかがでしたか? 深川さんと若葉さん、これからの日本映画界を引っ張っていく若手有望株ですが、何か印象に残ったことはありましたか?
杉田:お二人とも完成度が高すぎて素晴らしいのひと言です。最初から役に入っていらっしゃったから、 私と田口さんに対して疑惑の念しかなかったんじゃないですかね。杉田さんって呼ばれたこともなかったので、完全に村のおせっかいなおばさんとして見られていた気がします(笑)。特に深川さんの私を嫌がる演技がリアルすぎて、本当に嫌われているのかも…って思ったくらいです(笑)。
◆子役時代の“掟”が西田敏行さんを困らせた
――杉田さんも子役からこの世界に入って、「未来を担う若い世代」と呼ばれた時期があったわけですが、当時を振り返ってみると、『パパと呼ばないで』(1972/日本テレビ系)では石立鉄男さん、『3年B組金八先生』(1979~2011/TBS系)では武田鉄矢さん、そして『池中玄太80キロ』(1980~92/日本テレビ系)では、昨年亡くなられた西田敏行さんと、素晴らしい共演者に恵まれて今日があるように思います。彼らから俳優として、人として、どんなことを学びましたか?
杉田:本当に恵まれていたなと思います。石立さんは、映画を観るだけではなく、休みを取っては世界中を旅していろんなことを学んでいましたし、テレビ初主演だった武田さんは、山田洋次監督の作品に感銘を受けたことを空き時間に熱く語ってくださいました。西田さんは、いろんな追悼の場でも紹介されていましたが、寂しさを上野動物園のゴリラに癒されながら耐えたお話をずっとされていて…。みなさん、自分がどうやったら主役としてやれるかということを常に考え、努力されていたので、そのひたむきな姿を見ながら、私も子どもながらに影響を受けていたと思います。
――何か一つ、当時を振り返って印象深い出来事があったらお聞かせいただきたいのですが…難しいですかね?
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