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ハイボールブームの一歩先へ。ボブさん直伝「ウイスキーの本気の楽しみ方」

IGNITE / 2017年12月25日 17時30分

ボブ「テイスティンググラスを持ったら、まずは色を楽しみます。ウイスキーは、樽で熟成される際に無色透明から美しい琥珀色へと変わります。熟成期間によって色の濃さも変わるので、色からそのウイスキーのストーリーをイメージすることができるでしょう。色を見るときは、腕を伸ばしてグラスを自分の体から離し、グラスを10時の方向に傾けます。そして、自分の頭をグラスと逆に傾けます。こうすると、ウイスキーの色が見えやすくなるし、しかも、どう?カッコよくキマるでしょ?さらに片方の手をポケットに入れればパーフェクト。」

ボブ「そして、一度スワリングした後でグラスを見てみましょう。グラスの周りに残る“ウイスキーの涙”を「レッグ」といいますが、これを見ることで、熟成感やアルコール度数を確認できます。熟成が進んでいたり、アルコール度数が高いほど、ウイスキーがグラスの側面からゆっくりと下に落ちていくので、レッグはいつまでも残ります。逆に熟成が浅くアルコール度数が低いと、ウイスキーが早く下に落ち、レッグはすぐになくなります。」

2. 香りを楽しむ

ボブ「続いて香りを楽しみます。まずは、スワリングしてウイスキーを空気に触れさせます。これはウイスキーにとって“準備運動”のようなもの。タリスカーの場合、最低でも樽の中で10年は眠っていたわけなので、長い眠りから起こしてあげるような気持ちでグラスを回しましょう。このとき、グラスを回す方向は、右手で持つ場合は反時計回り、左手で持つ場合は時計回りがマナー。こうすることで、勢いよく回して中身が外に出てしまった場合でも、周囲には飛ばず、自分にかかります。」

ボブ「スワリングした直後はボウルの中にエタノールが溜まった状態になっているので、いきなり鼻を突っ込んで匂いを嗅ぐと、ツーンとした刺激で鼻をやられてしまいます。最初は目覚めたばかりのウイスキーに“ご挨拶”をするイメージで、ゆっくりとグラスを鼻に近づけ、何回か通過させます。そうすると、3〜4回で鼻が慣れ、香りを感じられるようになるでしょう。このとき、アルコール度数が高いウイスキーで香りを感じにくい場合、口を開けると刺激が和らぎます。逆に、香りをよりダイレクトに感じたい時は口を閉じるなど、口の開け方で調整してみてください。ちなみにタリスカーの場合、大麦麦芽を乾燥させる時に使われるピート(泥炭)の土っぽく燻したような独特な香りを楽しめます。」

3. 味を楽しむ

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