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【京都】訪日外国人殺到!野良犬が一夜にしてアイドル犬に!

IGNITE / 2018年2月27日 22時0分

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今年は戌年。ところで、海外で柴犬人気は絶大ということをご存じだろうか! 訪日外国人客を虜にした、心温まる柴犬の野良犬(柴犬)のシンデレラストーリーをご紹介したい。

【京都】伏見稲荷大社から徒歩2分の場所に、とある着物レンタル店がある。京都の伏見稲荷大社といえば、「日本一外国人観光客が訪れる観光スポット」に四年連続で選ばれた超有名観光地である(*Trip advisorより)。

着物レンタル店の名前は「うるわしき」。店先を通るとお利巧に外を眺める看板犬、柴犬の「カジくん」が真っ先に目に入ってくる。実は、この着物レンタル店は、着物を着て日本犬の「柴犬」と触れ合えて写真が撮れると密かに訪日外国人の間で話題になっている。

毎日朝夕2回の散歩は伏見稲荷大社の裏山に行くのが日課だ。人目が多いところは避けつつも観光客が見かければ、すぐに写真をせがまれる人気ぶり。ある時は、30人以上の観光客に囲まれたこともあったそうだ。店先で道行く人を眺めたり、着物を着てお出かけしていくお客様の見送りをしたりと日々大忙しのカジ。

実は、知られざるつらい過去があり、また奇跡的な出会いを経て、野良犬から訪日外国人に人気のアイドル犬となった。

■淡路島で動物保護センターに収容されていた柴犬

2017年夏、カジは淡路島で発見された。発見者の山本さんによれば、8月末頃にやせ細った衰弱しきった一匹の柴犬を保護した。水と餌を与えたが、翌日も起き上がることができなくなるくらいに衰弱しており、暑い中、長距離を歩いてきたのか肉球はボロボロになっていたそうだ。飼い主を必死に探したが、見つからず、仕方なく動物保護センターに相談してネット上で里親募集を呼びかけた。

時同じころ、着物レンタルサロン店主の増田さんは、偶然ネットでカジの里親募集を見かけ、不思議と胸騒ぎがした。いてもたってもいられず、京都から車を3時間飛ばしてすぐにカジに会いに行った。

増田さんを見るとすぐに、長い間離れていたご主人にでも会えたかのように、カジは尻尾を大きく振って前足を挙げて大いに喜んだ。保護センターの人は、相性が良いと判断したのか、その日のうちに増田さんはカジを連れて帰ることが許された。

増田さんは、カジが寂しくないように店先にカジくんスペースを準備した。一面ガラス張りの店内からカジが道行く人をじーと見ている。

■柴犬・カジがお客さんを呼んだ!

すると、はじめの2~3日は近所の人が足を止め、1か月もすれば観光客が足を止めるちょっとした観光スポットになった。今ではお客さんがSNSにアップした画像を見て、カジファンがお店にやってくることが多いそうだ。おかげで着物レンタルのお客さんも増えたという。

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