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テーマは「自己評価と他者評価」。「 哲学カフェinプラトン」ゆかりの樹がある牛窓オリーブ園で開催

IGNITE / 2019年8月16日 18時0分

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日々の暮らしの中で、自分では解決するのが難しい悩みを抱くことは珍しくない。モヤモヤしたまま無理やりに消化させようとしても、それは決して簡単なことではない。

そんな悩みには「哲学」が効果がある。こう言われても、なかなかピンとはこないかもしれない。なにしろ「哲学」には難解なイメージしかなく、身近な存在ではないからだ。

牛窓オリーブ園内にある「プラトンの樹」

哲人プラトンが、その下で弟子たちと議論を交わしたというオリーブの樹。そのプラトンゆかりのオリーブの樹があるオリーブ園で、哲学に触れるイベント「哲学ウォーク」が定期的に開催されているという。そして8月24日には第4回目が開催される。どのように哲学に触れるのか、早速ご紹介しよう。

︎日本のエーゲ海に面したオリーブ園

オリーブ栽培とオリーブの木・食品・化粧品の製造販売を手掛ける日本オリーブのある岡山県瀬戸内市牛窓町は、「日本のエーゲ海」と称される瀬戸内海に面した港町で、小豆島(香川県)と並んで日本有数のオリーブオイル産地として知られている。

日本オリーブが運営する牛窓オリーブ園は、牛窓の絶景が一望できる丘陵地に位置し、園内には「恋人の聖地」に認定され3回鐘を鳴らすと幸せになるとされる「幸福の鐘」や、こだわりのコーヒーが楽しめる専門カフェ 「山の上のロースタリ」などがあり、年間を通じて多くの来場者を集めている。

︎哲人プラトンゆかりのオリーブの樹

山形県の医師篠田秀男氏が、昭和30年、世界旅行で立ち寄ったのがアテネ市ピルー通りプラトン広場。そこには哲人プラトンがその樹の下で遊説したと伝えられている樹齢2千年程のオリーブ樹があった。

篠田氏は、その樹から取れるオリーブの実を日本に持ち帰り、農芸専門家の高木五六博士に発芽させてもらい鉢で育てていた。しかし、17年育てても、花も付かず実も結ばないので、牛窓オリーブ園に寄贈することにした、という。

篠田氏から譲り受けた樹から指し芽で育成したオリーブ樹はすくすくと育ち、そのうちの1本が日本オリーブの本社事務所前庭で今も生い茂っている。

園内の事務所前庭にプラトン由来の樹があることにちなんで、牛窓オリーブ園の素晴らしさをより深く体感してもらおうと、日本オリーブでは定期的に「哲学ウォーク」を開催している。

︎哲学ウォークとは何か?

オランダの哲学者、ピーター・ハーテローが考案した哲学プラクティスのメソッドのひとつ。歩くことと立ち止まること、沈黙することと話すこと、自分自身との対話と他者との対話を交互に行いながら、思考を深めていく。

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