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日本橋高島屋 S.C.にて開催、百人百様の花のかたちを楽しむ「草月ってなんだろう? Whatʼs SOGETSU?」

IGNITE / 2022年10月18日 6時0分

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初代蒼風の時代より続く伝統ある「草月いけばな展」。

今回は2027年に迎える創流100周年を見据え、自らを見つめ直す問いかけである「草月ってなんだろう? Whatʼs SOGETSU?」をテーマに取り組む。

第103回草月いけばな展「草月ってなんだろう? Whatʼs SOGETSU?」

2020年からは草月会館を舞台に開催されていた草月いけばな展が、約3年半ぶりに日本橋髙島屋S.C.に帰ってきた。「いけばな草月流」は1927年、初代家元・勅使河原蒼風氏が形式主体のいけばなに疑問を持ち、個性を尊重した自由な表現を求めたことから始まった。

勅使河原茜家元作品(Photo:Chukyo Ozawa)

草月のいけばなは「型」にとらわれることなく、常に新しく、自由にその人の個性を映し出す。いつでも、どこでも、だれにでも、そして、どのような素材を使ってもいけられるのが草月流。いけ手の自由な思いを花に託して、自分らしく、のびやかに花をいけていく。

また、時代とともに変化してきた草月のいけばなは、それぞれの家庭で楽しむことはもちろん、ウインドーディスプレーや舞台美術など、社会のあらゆる空間に植物表現の美と安らぎをもたらす。

勅使河原茜(てしがはら あかね)家元からのメッセージ

草月流第四代家元 勅使河原茜氏は自由な創造を大切にする草月のリーダーとして、国内外さまざまな場所でみずみずしく大胆ないけばな作品を発表している。勅使河原茜氏は下記のようにメッセージを寄せた。

「草月ってなんだろう?」

「草月流は2027年に創流100周年を迎えます。この大きな節目を迎える時、今よりももっと自由でより創造的でありたい。そのために、私たちは自らを見つめ直すことから始めたいと思います。自らを知ることは、地域や社会とのつながりを再確認し、世界との関係を問い直す端緒ともなるはずです。まずは、私たち自身に問いかけます。」

「草月ってなんだろう? Whatʼs SOGETSU?」

「百人百様の“答え=花のかたち”をどうぞお楽しみください」

他分野のアーティストとのコラボレーションにも積極的に取り組むとともに、いけばなを通じて子どもたちの感性と自主性を育む「茜ジュニアクラス」を主宰し指導にも力を注ぐ。2020年、コロナ禍の花卉業界を応援するため、クラウドファンディングの支援をもとにグロリオーサ5,000本を使用したインスタレーションを制作。2021年には家元継承20周年を記念した2つの個展「むすぶ」(京都・草月WEST)・「ひらく」(東京・草月会館別館アトリエ)が行われ、多くの反響を呼んだ。

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