世界販売5万台がターゲット！ 好調マセラティの魅力的なコンセプトカー

クルマ界の超高級ブランドが揃って好調だが、2014年に100周年を迎えたマセラティも例外ではない。マセラティの2014年世界販売は、過去最高となる約3万6500台。この数字は前年比で136％増、2012年の販売実績からは実に6倍にもなる。

マセラティは「2015年に世界販売5万台」をターゲットに様々な施策を打っているが、順調に階段を上っているといっていいだろう。今年後半に予定している新型SUV「レヴァンテ」の投入も、強烈な追い風となるはずだ。

そんなマセラティが最大の市場であるアメリカでのさらなるアピールを狙い、1月のデトロイトショーで北米初公開のコンセプトカーを披露している。

まずは北米に初上陸したコンセプト「ギブリ エルメネジルド ゼニア エディション」。名前の通り、新世代マセラティの旗手たる「ギブリ」を、イタリアの老舗ファッションブランド「エルメネジルド ゼニア」が特別に仕立てたモデルだ。エンジンは最高出力410ps／最大トルク550Nmを放つV6ツインターボ、駆動システムはアメリカで好調だという「Q4（4輪駆動）」を採用している。

このモデルは、先に発売された「クアトロポルテ エルメネジルド ゼニア Limited Edition（世界100台限定）」に続く、贅沢なコラボレーションの第2弾にあたる。既報の記事（ゼニア×マセラティ、100年ブランドの世界100台限定モデル）も合わせてチェックしてみてほしい。

もう一台は、マセラティ創業100周年を記念して開発されたコンセプトカー「アルフィエーリ」。創業者であるマセラティ三兄弟、その長兄の名を冠していることからも、このモデルへの強い想いが伝わってくる。2016年のデビューもすでに明言されている。

アルフィエーリは「グラントゥーリズモ MCストラダーレ」をベースに、ホイールベースを240mm短縮した2＋2のスポーツクーペ。流麗かつグラマラスなラインによって、マセラティらしいスポーティネスが表現されている。

エンジンは4.7リッターV8の自然吸気を搭載し、最高出力460ps／最大トルク520Nmを発生。熟練の調律師によってデザインされたエンジンサウンドは、官能的で美しいものになるだろう。

マセラティ

（zlatan）