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マカオを歩いて「マカオGP」コースのヤバさを感じよう

IGNITE / 2015年5月23日 21時37分

マカオを歩いて「マカオGP」コースのヤバさを感じよう

そのはじまりは1954年というから、なんと歴史は60年以上。今では世界的に知られる公道レースとなっているのが、「マカオグランプリ」です。

世界中のモータースポーツファンがこのグランプリに注目するには、ふたつの理由があります。

ひとつは「F1への登竜門」と呼ばれるF3レースが開催されること。1983年から国際格式のF3マシンによるレースがおこなわれ、各国のF3選手権の上位入賞者が集結。その戦いは「F3世界一決定戦」とも呼ばれているのです。

実際に1983年のアイルトン・セナ、1990年のミハエル・シューマッハ、1991年のデビッド・クルサード、そして2001年の佐藤琢磨などここで優勝を飾った若手ドライバーや活躍したドライバーがF1へステップアップしていった例は数知れず。

1990年は、優勝したシューマッハとミカ・ハッキネンの大バトルも有名な話で、その年のマカオグランプリF3レースの表彰台に立っていたのは、シューマッハのほかミカ・サロやエディ・アーバインなど後にF1で活躍するドライバーでした。

ふたつ目は「ギア・サーキット」と呼ばれる1周約6kmの市街地を使用したコース設定。旧市街地で道も広めの「海側」と曲がりくねった「山側」の区間に別れ、特に追い越しができないほど狭い道を駆け抜ける後者は世界有数の難関セクションとして知られています。

マカオを訪れたときは、クルマ好きならそんなマカオグランプリの市街地コースを散策してみるのがオススメ。グランプリがおこなわれるのは毎年11月の第3週ですが、それ以外の時期でもコース周辺ではグランプリの息吹を感じることができるのです。

今回は、山側区間を中心としたコースの見どころを紹介しましょう。

1:エスケープゾーンのない狭い道

常設サーキットにはコーナーの内側と外側に「エスケープゾーン」と呼ばれるコースアウトした際の「避難帯」が用意されています。

しかし公道を封鎖されて行われるマカオグランプリのコースには、そんなものが存在しません。つまり、コースアウトは即クラッシュを意味し、とても危険なのです。マカオグランプリのコース脇を歩いてみると、その凄さがよくわかります。

2:コース上にあるブラックマークが凄い

そんな危険なコースにも関わらず、コース上にはブラックマーク(タイヤを限界まで使った痕跡)が散見されます。

なかにはコーナーの前で速い速度から急減速したことを意味するとんでもなく長いものや、外側の壁ギリギリまで寄せているブラックマークも。ミスが即クラッシュにつながるきわめて狭いコースでここまで攻めるなんて、ドライバーは一体どれだけ肝が据わっているんでしょうか。

3:グランプリと日常の融合が微笑ましい

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