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なぜ東京の先輩はうざくなるのだろう。 ~1分でわかる大阪人の言い分~

インフォシーク / 2013年4月2日 17時30分

大阪・天王寺

4月は各地から東京へ大移動する季節であることから前回は上京したての“新・東京人”がやりがちなことについて触れてみた。

そこで思ったのだが、新人に対して先輩風を吹かしてしまう東京人のほうがうざい人率が高いのではないだろうかと。

東京は日本全国から人々が集まる大都市。

そのせいか「新人=おのぼりさん」であると同時に「先輩=大都市生活感をアピる人」の上下関係が生まれやすい。

これまで「大阪人が東京人から受ける間違った大阪イメージ」をテーマに扱ってきたが、今回の「先輩風を吹かしてくる東京人」は各地から上京してきた方もご経験あることだろう。

例えば職場。

右も左も区別がつかず困っている新入社員に「おう?どうしたどうした?困ったことがあったらなんでも俺に言ってくれよ!」を何度も繰り返すものだから質問してみるとお門違いな回答をくれる先輩東京人が登場する。

いつか後輩が出来たら「任せとけ!」って言い放つ。そんな夢があったのだろう。

「母ちゃん、俺東京で後輩が出来たよ」とでも電話するのだろうか。親孝行ですね。

だけどそんな人は決まって中身がない。しゃしゃり出る人ほど頼りないものだ。

さらにうざいのが「そんなこともわかんねえのかよこれだから新人チャンは困っちゃうよね~」などと今にも踊り出しそうな先輩の存在。タコ踊りがよく似合いそう。

私の社会人一社目は広告業界だったせいかマスコミへの憧れが強い先輩もいて、前職はテレビ局でカメラのケーブルをまとめる仕事をしていたと胸を張って生きる先輩は「一流芸能人と『一緒に仕事をした』ことがある」と自慢してきた。

ビートたけしのことを『たけしさん』、フジテレビを『CX』って言ってたっけ。

そんな、遠目なら愛すべきキャラだけど直接的にはご勘弁願いたい先輩方は、東京に限らず大阪にも居る。師弟関係が作れるコトを探し続ける人種は全国共通だ。

東京で「遊び場とかわからなかったらなんでも俺に聞いてよ!」と言われたが大阪時代バイト先の先輩にも「クラブとかよう知ってんで。教えたるで。」と言われた。

しかし、東京人特有のかなりうざい先輩がいる。それが大阪人イジリだ。

たとえば「大阪人なんでしょ?なんか面白いこといってみてよ、ホラ!」は聞き飽きるほど言われた。

そのためいつ言われてもいいように、誰であれ「なんでやねん!」と返すだけに決めていた。

なぜなら、それだけでじゅうぶんだから。

ネイティブな大阪弁が聞きたかっただけだし、実際大爆笑してくれた。

でも、そんな先輩、ほんまに勘弁や。

入社して半年くらい経った頃だったか、「大阪弁はさァ伝わりづらいからァ、辞めればァ?」と近い席なのにわざわざ大声で言ってきた先輩もいたが方言を指摘する人ってコンプレックスが強いんだろうなあと思っている。

もしかしたらかつて新人の頃に方言遣いで洗礼を受けたのかもしれないしそれを後輩に伝えたい優しさかもしれないが「ええ格好すんな」と言いたい。

新宿駅で決して迷わない先輩。地下鉄に詳しい先輩。思い返せばクスリと笑ってしまう先輩たち。

なぜ当時「凄いっすね」と心から言えたのだろう。

あと、18歳まで岐阜で育ったことを隠し名古屋生まれと偽るお兄さん。

「わし、大阪人やねん」と言ってナンパしていた徳島生まれの人をある駅前で見かけたことがあるが、郷土愛よりも目先の美人を選ぶんやなあ。東京怖いなあ。

とまあ、後輩が入るなりうざい先輩に豹変してしまう人は意外と多い。真っ白な存在を見つけては酒の力やストレスが混ざってか「ええ格好」してしまう人。そんな先輩こそ真っ白なのだが。

と、ここまで書いて、ひょっとしたら私も後輩に対してちょっとでもええ格好してしまっていないか?と胸に手を当ててみる。

4月は他人のフリして我がフリ直す季節かも知れない。

鹿タカシ
しかたかし ライター・コピーライター・歌い手(バンド活動休止中)。大阪生まれ。大阪芸術大学にて写真を専攻した後に上京しなぜかコピーライターとなって約10年。現在は都内広告プロダクションに勤務しながら、大阪人からみた東京、また東京在住の人からみた大阪人について研究。

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