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リアル・マイケルジャクソン [Vol.69]_2000年inモナコ_マイケルとご対面! ~おっかけOL3人組とマイケルの交流実話~

インフォシーク / 2014年1月16日 17時30分

ホテルド・パリのスイートルームにてご対面!

エレベーターが到着し、ディーターとドイツ人のファングループ5~6人が先に乗りこみ、続いてスキッパー、最後にわたしたちが乗る。と、そこで、定員オーバーを知らせるブザーが鳴った!慌ててわたしたちが降りようとすると、スキッパーがそれを止め、ドイツ人のファングループに「君たちが降りなさい」と言う。さっきの連絡で、次にマイケルに会うのはわたしたちだと確定しているようだ。「ごめんね!」「どういたしまして!あとでね!」と言葉を交わし、彼らはエレベーターを降り、残ったわたしたちとスキッパーはマイケルの宿泊フロアーへと向かった。

「日本からモナコまでどれくらい時間がかかった?」「仕事は休んできたの?」とスキッパーに聞かれ、わたしたちはそれぞれ質問に答える。初めての出会いが1997年のMUJUリゾート貸切ホテルで、いっしょに朝食のテーブルを囲んだせいで、わたしたちにとってスキッパーは、セキュリティというよりも「古くからの知り合い」といった感覚だ!スキッパーも、わたしたちに対しては明らかに気を許しているのが伝わってくる。

とりとめのない会話をしながらエレベーターを降り、マイケルのスイートの5~6メートル手前でスタンバイをする。マイケルの準備が整い次第、中に呼ばれるようだ。スキッパーがそのまま連れていくのだろうか?それともアティーラが中から呼びに出てくるのだろうか?…それにしても、何度マイケルと会っても、この直前の緊張感といったら言葉では言い表せないほどだ!人生の中で、これほどの昂揚感や達成感を味わう機会など、そうそうあるものではない。(凡人のわたしの場合は)

スキッパーや遅れてやってきたディーターと雑談をしながらしばらくすると、前方のスイートルームのドアが静かに開いた。そして、扉の後ろから、まるで「隠れんぼ」でもしているように、マイケルがそーっとこちらをのぞき込んでいるのが見えた。その姿を目にした瞬間、わたしたちの緊張はふっとんだ!

「キャー!」「マイコー!」
わたしたちの黄色い声に、マイケルのいつもの笑い声が重なる。ああ、まさか、本人自らお出迎えしてくれるとは!そのはしゃいだ様子とハイテンションな笑い声を聞いて、マイケルがわたしたちの訪問を待っていてくれたのが伝わってきた。

ドアの影から何度も顔を出したり引っ込んだり、ちょっと照れながら「隠れんぼ」を続けるマイケルに向かって、わたしたちは、「Childrens Holiday」(マイケル作詞作曲、J-Friendsに提供)を日本語で歌った!次にマイケルに会ったら歌おうと決めていたのだ。それを聞いて、さらに大笑いするマイケル。わたしたちもいっしょに笑い、そして歌いながら、マイケルに迎えられて部屋の中へと入った!

ドアを閉めると、入り口のすぐ手前にアティーラが立っていた。両手を前に組み、まるで執事のようにニコニコと笑顔でこちらを見守っている。アティーラは、「ザ・ボディーガード!」の名にふさわしく(勝手に命名)、ファンとの間にはきっぱりと一線を引いている。わたしたちは、まだアティーラがMJJプロダクションから派遣されていたころに、彼を含めた関係者と一度だけ食事をしたことがある。(マイケル一行が日本を発ったあと)そのときいろんな会話ができたおかげで、わたしたちはアティーラに特別な親しみを持っていたのだが、その後、彼がファンと話す姿はほとんど見たことがない。実直で、任務に忠実なキャラクターなのだ!

マイケルのあとに続いてスイートに足を踏み入れると、中にカウンターがあり、その上にいろんなお菓子がおいてある。テーブルにソファ。そして、奥にはさらに部屋が続いている。どれほど煌びやかで豪華絢爛なお部屋なのかと思っていたが、予想外に落ち着いた雰囲気だ!

「ハーイ、元気だった?」
カウンターに手をつき、向かい合って立ったマイケルは、めずらしくキャップをかぶっていた。ああ、だから第一印象で「若い!」「カワイイ!」と思ったのか。黒いレザーのジャケットに赤いマスクをつけたマイケルは、目がキラキラしてものすごくカッコいい!「なんでマスク?」と聞かないでほしい。シャイなマイケルには必需品なのだ!

わたしたちは、前回一緒に撮った写真を入れた恒例のフォトスタンドをマイケルに手渡した。「オー、サンキュー」と言いながら受け取り、じっとその写真を眺めたあと、「この前のロンドンに君たちはいなかったよね?」「パリにも」とマイケル。はい、ヨーロッパにはほとんどおりません!だってアウェイなんだもの。でも、「いなかったよね?」と言われると、嬉しいような申し訳ないような気がする。見ていないようで、ちゃんとマイケルは状況を見ているのだ。

カウンターに写真を飾ったあと、おもむろにマイケルは、わたしたちに次の質問をした!

【バックナンバー】リアル・マイケルジャクソン ~おっかけOL3人組とマイケルの交流実話

パリス川口
コピーライター。87年来日時にマイケルのファンとなり、OL時代、同じくOLの友人とともに世界中を追いかける。96年HISTORY TOURを機に、3人は「D-PARTY」(ファミリーの意)と呼ばれ、世界各地でマイケルに会えるようになる。追悼式から3年を経て当時のエピソードを公開。

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