【東京五輪 24日の見どころ】有力選手続々登場！日本のメダル第1号は誰だ！

開会式が終わると本格的に競技がスタート、24日は21競技55種目が行われ。7競技11種目で決勝、つまり早くも東京五輪の金メダリストが登場する。その中から注目の競技を紹介したい。

【射撃】
8:30～　女子エアライフル予選
10:45～　女子エアライフル決勝
13:00～　男子エアピストル予選
15:30～　男子エアピストル決勝

全種目中、もっとも決勝戦が行われるのが早い競技がエアピストル。射撃競技は意外と種目が多く、止まった的を撃つ「ライフル」、動く標的を撃つ「クレー」に分けられる。「ライフル」は射撃に用いる銃によって「ピストル」や「ライフル」に分かれ、それらは空気銃だが火薬を使う「ラピッドファイア」もある。24日に行われるのは直径4.5mmの弾丸で10m先にある直径15.55cmの的を狙うエアピストル。中心に近ければ近いほど得点は高くなるが、最高点が狙える中心の大きさはなんと0.5mm。まさに文字通りミリ単位の究極の精緻さを競う競技で、会場は静けさと緊張感に包まれる。

参考記事
・基本のルール｜競技について / 日本ライフル射撃協会

【ウエイトリフティング】
9:50～　女子49キロ級

日本女子ウェイトリフティング界の第1人者、5大会連続出場となる三宅宏実が登場。ロンドン銀、リオデジャネイロ銅メダルの三宅には3大会連続メダル、日本勢メダル第1号の期待がかかる。

参考記事
・三宅宏実「あとは出し切るだけ」　重量挙げ49キロ級、最終調整 / 共同通信
・重量挙げ・三宅　5大会連続出場へ「メダル獲得」言わない　リオは宣言せず銅 / スポニチアネックス

【アーチェリー】
9:30～　混合団体 16:45～　混合団体決勝

アーチェリー混合団体は23日にスタートした個人戦の各国男女最上位から構成され、日本チームは男子の武藤弘樹が5位、女子の山内梓が7位と好位置につけ、混合では米国・韓国に次ぐ3位につけている。
24日はトーナメント形式で行われ、決勝戦は16:45から。現在の順位を考えると、日本勢メダル第1号となってもおかしくない。

参考記事
・五輪アーチェリー　日本は男子・武藤弘樹が５位、女子・山内梓が７位通過　５大会連続の古川高晴は４６位 / スポーツ報知

【柔道】
12:11～　男子60キロ級※髙藤直寿登場 12:57～　女子48キロ級※渡名喜風南登場 18:25～　女子48キロ級決勝 18:50～　男子60キロ級決勝

意外にも？2004年の田村亮子以来、金メダルのない女子最軽量48キロ級。しかし今回出場の渡名喜風南（となきふうな）は2017年世界選手権金、世界ランキング3位で、今年1月のマスターズで世界女王ダリア・ビロディドにも勝利しており、金メダルの可能性は十分だ。小柄ながら鋭い足技と寝技を武器に、金メダル第1号なるか。

男子の60キロ級・高藤直寿は前回のリオにも出場。世界ランク1位として金メダルの最有力候補だったが結果はまさかの3位。悔しい思いを胸に、勝利にこだわる姿勢でライバルの世界ランク1位・永山竜樹との激闘を制しオリンピックの舞台に戻ってきた。金メダルで5年前の“忘れ物”を見つけることはできるか。

参考記事
・目指すは日本に勢いつける柔道初日アベックV!男女最軽量級の高藤＆渡名喜 / スポニチアネックス
・日本メダル５００号は柔道・渡名喜風南が大本命！２４日競技本格スタート、大会１号で節目飾る / スポーツ報知
・柔道の高藤「表彰台で君が代を」　男子60キロ、2度目の五輪へ / 共同通信
・五輪柔道の組み合わせ　女子４８キロ級・渡名喜、順当なら準決勝で“美しすぎる世界女王”ビロディドと激突 / スポーツ報知

【競泳】
19:02～　男子400m個人メドレー予選
19:25～　女子100mバタフライ予選
19:38～　男子400m自由形予選
20:05～　女子400m個人メドレー予選
20:25～　男子100m平泳ぎ予選
20:43～　女子400mリレー予選

メダル量産を期待したい競泳もスタート。
男子400m個人メドレーにはリオ銅メダルの瀬戸大也と井狩裕貴が出場する。200mバタフライ、200m個人メドレーにも出場する瀬戸だが今回の400m個人メドレーは世界選手権で3度、短水路選手権で4度優勝している得意種目。現在世界ランク1位、目指すは金メダルのみだ。

また女子女子400mリレーには池江璃花子が登場する予定。リオデジャネイロオリンピックではは日本人選手初の五輪7種目出場を果たし、2018年のアジア競技大会では日本人初の6種目優勝。東京オリンピックに向けて大きな期待を寄せられていたが2019年に白血病が発覚。療養に専念するため、一時は東京オリンピックを断念すると発表していたが、奇跡的な回復で出場にこぎつけた。今回は個人種目に登録せず、リレーに専念することになっている。

参考記事
・松田丈志氏が占う、大橋悠衣＆瀬戸大也が同日メダルで競泳日本ロケットスタート / スポーツ報知
・瀬戸大也「完璧に練習積めた」金メダルの可能性、１００％に「めちゃくちゃ近づいています」 / スポーツ報知
・池江璃花子が決戦の舞台を背に決意　「この舞台に立てることに誇りに持ち　全力で泳いできます！」 / スポニチアネックス

【サッカー女子】
19:30～　予選リーグ 日本vsイギリス

カナダとの初戦は開始早々に失点したものの終盤に岩渕のゴールで引き分けに持ち込んだなでしこジャパン。対戦相手のイギリスは初戦をチリ相手に2-0と勝利。イギリス（イングランド含めて）とは過去に1勝2分5敗と苦手にしているが、勝利でグループリーグ突破へ弾みをつけて欲しいところ。

参考記事
・なでしこMF中島依美　難敵・英国に19年W杯の雪辱を「運動量、球際を厳しくしていかないと」 / スポニチアネックス

【ソフトボール】
20:00～　予選リーグ イタリアvs日本

第1戦、第2戦と順調に勝利している日本。世界ランク9位のイタリアはここまで2連敗中。格下とあなどることはないだろうが、快勝を期待したいところ。2日連続で先発の上野は第1戦では初回制球が定まらず押し出して失点、第2戦は6回まで10三振を奪う快投だったが7回につかまり同点に。北京大会では2日で3試合413球を投げぬいた鉄腕・上野も今大会は39歳。このイタリア戦から25日カナダ戦、26日アメリカ戦、そして27日の決勝戦と連戦が続くだけに、どこで上野を休ませるかがポイントになりそうだ。宇津木監督が上野の後継者と期待する20歳の後藤希友、2戦とも登板のなかった2枚看板の一人藤田倭、どちらかが先発でもおかしくはない。

参考記事
・イタリア戦へ、ソフトボール日本代表が横浜スタジアムで練習…上野は選手村で調整 / 読売新聞
・「若い頃の上野を見ているよう」２０歳後藤、剛速球で火消し…ソフト２連勝 / 読売新聞
・ソフトボール・山田主将　父の命日にイタリア戦「がんばれって言われている気がします」 / スポニチアネックス