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フレンズがいなくてもヘッチャラ!『古銭プッシャーフレンズ弐』は目と耳とぼっちに優しい銭まみれメダルゲーム【プレイレポ】

インサイド / 2024年4月6日 11時30分

STP WORKSは、2024年3月26日に『古銭プッシャーフレンズ弐』をニンテンドースイッチ向けに発売しました。2023年5月19日にはSteamにて配信されていましたが、スイッチに登場したことでより手軽に、どこでもメダルゲームに興じることができるようになりました。


“弐”とタイトルにあるとおり、本作は『古銭プッシャーフレンズ』の続編です。前作のアップグレード版に当たるため、前作プレイヤーは手触りそのままに楽しめるし、新規プレイヤーは“弐”から入っても問題ありません。


本記事では、初プレイとなる小銭の音に目がない、お金大好き筆者のプレイレポートをお届けします。なお、メダルゲームで遊ぶのは小学1年生以来ぐらいです。今でもゲームセンターでメダルゲームを見る度にウズウズすることがありましたが、そのジレンマを解き放ちたいと思います。


◆耳障りは最高!音の良いシンプルメダルゲーム


本作は、射出機から古銭を発射し、盤面上のプッシャーで古銭や俵を押し出して画面手前の箱に落として獲得するだけの、シンプルな江戸時代版メダルゲームです。システムは単純明快で、“黙々と古銭を発射して箱に落ちるのを待つ”だけとなっています。現実にあるメダルゲームとほぼ同じ操作感&ルールで遊べますね。


この手の筐体はゲームセンターに訪れると高確率で設置されているので、筆者のようにプレイしたことが遥か昔だったり未プレイという方でも、なんとなく一見でルールがわかるのではないでしょうか。470円というお手頃価格で自宅ゲーセン気分を味わえちゃいます。


1枚1枚発射される古銭のチャリン……チャリン……という音の心地良さ。例えるならば神社にお賽銭箱に5円玉を放り投げたときのような音ですが、聞き慣れた音が実はこんなにも耳障りの良い音だったとは……と改めて関心しました。いやぁ、やはりお金の音は良いですね……!!


さらに、BGMも癒やしそのもの。全面に“和”が押し出された落ち着くBGMと古銭のSE、心が現れます。あれだけ「お金大好き!」なんて言って、平静と程遠い位置に居たはずの筆者が浄化されました。ああ、いつまでもこの音を聴いていたい!


古銭はボタンで好きなタイミングで射出することはもちろん、オートで射出してくれるコマンドも実装されています。序盤は射出機が1台しかなく、ゲーム進行スピードものんびりとしたものなのでながらプレイでも楽しめるところもポイント。


しかし、射出機や箱の性能は、たまに盤面に投下される扇子や提灯、灯籠といった和風な“景品”を獲得することで得られる“勾玉”で強化可能です。


強化すると左右移動が速くなったり、目の前の古銭や景品を吸い込む能力が付与されたりと良いこと尽くめ。好きなタイミングで好きな能力を向上させることができます。


箱を育てるという新しい概念に則って、自分だけの最強の「箱」を育て上げましょう!


◆フレンズ0のぼっちがマルチプレイ参戦してみた!


そういえば、本作のタイトルには「フレンズ」という文字が入っていますよね。そうです、このゲームには最大4人のフレンズと遊ぶマルチプレイモードが存在します。


マルチプレイと聞くとフレンズが居ない筆者はまず怯えるのですが、『古銭プッシャーフレンズ弐』はそんなプレイヤーもお見通しなのでしょうか?ありがたいことに、フレンズ0でも参戦できるランダムマッチングが用意されています。


ぼっちな筆者でも大丈夫ということで、ランダムマッチに参戦してみました!対戦よろしくおねが……いや、協力お願いします!


ランダムマッチングと聞くと無条件に対人戦に繋げがちですが、本作のマルチプレイはガツガツせずに、一緒にのんびりプレイするだけ。遊び方にも記載があるように古銭や景品はプレイヤーごとに位置情報が異なるため、我先にと取り合わなくても大丈夫。プレイヤーの箱同士がぶつかることもありません。椅子取りゲーム化を回避できます。


なんとなく隣に誰かいるけど、いるだけ。フレンズがいなくとも孤独感を味わわずに済むから、本作はぼっちに優しいということですね。


そんなこんなで各々がのんびりメダルゲームに励んでいると、たまに妖怪が現れます。この妖怪はマルチプレイ参加者全員で共有しているので、このときだけは一致団結して妖怪を退治しちゃいましょう!退治方法も至って簡単、射出機で古銭をいつも通り射出するだけです。


一人だとチマチマ小ダメージを与えて倒していかなければいけないところですが、たまにマッチングする射出機を複数積んだ強者プレイヤーがいるとあら不思議、一瞬で妖怪退治が終わります。今後も続々と増えるであろう強者プレイヤーが、敵ではなく頼りになる仲間になってくれるわけですね。


▲ビフォー
▲アフター

RPGのステータス画面でいう序盤・終盤みたいな画面ですが、マルチプレイだと4人で古銭を発射するので画面が古銭だらけに!ゲームを開始していきなりマルチプレイに参戦することもできるため、いきなりこの目に優しい画面を浴びることもできます。チャリン……の音も響き渡り、視覚的にも聴覚的にも映えまくり。


本作のマルチプレイはフレンズがたくさんいるプレイヤーにも、そうじゃない筆者のようなプレイヤーにも、誰にでもおすすめできる作りになっていると言えるでしょう。ヘビーからライトゲーマーといった垣根が存在しないので、幅広いユーザーの差が開くことなく同じ土俵に立って一緒に遊べます。


同じ時間・ステージを共有しているのに、お互いが一切干渉しない、でも確実に一緒にプレイしているゲームって意外と珍しいんですよね。




お金(古銭)を集めて強くなる……というわけではなく、強化に繋がるアイテムは昔ながらの和風な景品ばかり。そしてその景品をより効率良く獲得するには、妖怪を退治したり多くの古銭を発射したり……と、フレンズとの協力プレイが近道です。


筆者はやはり、世の中一番大事なものは金……と思っていたはずなのに、本作をプレイした今では「一番大事なことって、人との協力では……?」となり、すっかり毒気が抜けました。相変わらずフレンズは0ですが、無問題で引き続き楽しんでいます。


気付いたら古銭を射出している、中毒性抜群かつ時間泥棒なメダルゲーム『古銭プッシャーフレンズ弐』は、スイッチ/Steamにて470円(税込)にて配信中です。


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