『銀河英雄伝説 Die Neue Saga(ノイサガ)』は、多人数で繰り広げられるリアルタイム大規模戦がアツい!【CβTプレイレポ】
インサイド / 2024年4月3日 12時0分
Aimingから2024年にリリース予定のスマートフォンゲーム『銀河英雄伝説 Die Neue Saga(ティ・ノイエ・サーガ)』のクローズドベータテストが、3月14日から24日にかけて開催されました。本稿では、多人数で繰り広げられるリアルタイム大規模対戦「会戦」の模様を含むプレイレポートをお届けします。
◆帝国と同盟…あなたはどちらにつく!?
本作は、アニメ『銀河英雄伝説 Die Neue These(ディ・ノイエ・テーゼ)』シリーズを題材とする戦略シミュレーションゲームです。宇宙に進出した人類が銀河帝国(以下「帝国」)と自由惑星同盟(以下「同盟」)の二国に分かれて絶えることのない戦争を続けている未来が舞台で、帝国のラインハルト・フォン・ローエングラムと同盟のヤン・ウェンリーという2人の天才が歴史を大きく動かす様が描かれます。
それを受けてゲームも帝国と同盟の激突に重きが置かれたデザインになっており、プレイを始めるとまず自分がどちらの軍勢に所属するか選ぶことになります。この決断は一度決めたら変更できませんので、さっそく悩みどころです。
帝国のような「稀代の天才による専制政治」と、同盟のような「市民や、市民に選ばれた代表が権限を行使する民主主義」のどちらが優れているかは一概に答えを出せる問題ではありませんが、今回は同盟を選びました。
◆明日の勝利のため、まずは内政に従事!
本作は「内政」で力を蓄える→銀河統一のために敵対勢力と激突する「会戦(複数プレイヤー同士の対戦)」に臨む→次の戦いに備えて再び内政を行う…というゲームサイクルになっています。
会戦の結果次第で帝国と同盟の戦いの行方がオリジナルストーリーで展開されますが、10週間で一区切りとなるシーズン制が採用されているので、1シーズンが終了するごとに勝敗の結果はリセットされます。まずは「内政」から見ていきましょう。
プレイヤーは、所属する軍勢にとって重要な戦略拠点のひとつを任された新任の提督です。まずは内政に精を出して資源を充実させ、軍備を整えましょう。資源は「食糧」、「燃料」、「鉱物」の3種類が存在し、対応する製造プラントのレベルを上げるとリアルタイムの生産量が増えていきます。その資源を投じることで各種プラントのレベルを上げつつ、会戦に臨むための艦艇を製造していきます。
プレイ序盤で感じたのは「とにかく食糧が足りない!」ということ。何をするにも食糧の消費量が大きく、燃料と鉱物があまりがちになってしまいました。この状態を放置すると効率が悪いので、「プラントのレベルを上げる際はまず食糧製造プラントから」、「リアルの4時間経過で報酬を得られる「部隊派遣」で食糧をもらえるものを選ぶ」などの対策を打ちました。
任意の資源を他の資源に変えられる「交換所」の使用も有効ですが、交換レートが40%となかなかシブめ。使えば使うほど資源の総量が減っていくことになります。施設のレベルを上げれば交換レートがよくなりますがレベルアップに要求される資源も他の施設より多いので、序盤での利用はひかえめにするのがよさそうです。
◆きたる会戦に向けて部隊を編成・育成!
艦艇の頭数をそろえただけでは、帝国との戦いには到底勝利できません。指揮官たちの練度…すなわち、キャラをどれだけ育成できているかも大切です。生産した「標準戦艦」の数がそろってきたので、ここで部隊の編成を行うことにしました。
部隊リーダーは同盟きっての天才策略家であるヤン・ウェンリーを選択。各指揮官は「勇将」、「智将」、「猛将」という三すくみの属性と、「アタッカー」、「ディフェンダー」、「サポーター」、「ヒーラー」という4種類の役割を持っています。チュートリアルによると「役割はどれかに特化するよりバランスよく構成する方がオススメ」とのことでしたので、一つの部隊にすべての役割をそろえることにしました。
そしてヒーラーを探してみると、なんと手持ちにいるのはヤンの養子であるユリアン少年のみという結果に。まだ若く、軍人でもない彼を戦場に連れていくのは申し訳ない気もしますが、もし負けることがあってもキャラロストがない暖かいゲームだから許してユリアン君!
艦艇をそろえて部隊を編成したら「星域」…つまり宇宙に出航! 周囲に同じ勢力が展開している演習部隊が点在していますので、積極的に挑戦して育成素材を集めます。演習とはいえ、連戦したり敗北したりすれば艦艇がガンガン失われるので、やりすぎには注意です。
◆会戦で手痛い敗北…からのリベンジ達成!
内政と星域での演習を済ませ、いよいよ初の会戦に挑戦です。最初に行われたのは、プレイヤーが最大30人まで所属できる「艦隊(いわゆるチームやギルド)」同士が激突する「遭遇戦」でした。戦いはすべてリアルタイムで進行し、制限時間は30分間となっています。
指揮官に装備させられる「旗艦」や「追憶」の設定・強化もある程度済ませたので、活躍とはいかずとも貢献はできるだろう……と気楽に見ていたものの、仲間の部隊が帝国と激突するなか、筆者は部隊どころかステージに点在するNPC「支援艦隊」にすら勝てないというギルティすぎる展開が待っていました。そして初の遭遇戦は、あえなく敗退という結果に……。
部隊編成の見直し、技術開発による標準戦艦のさらなる強化、積極的な演習の実施など考えられるかぎりの手を打っているうちに、いよいよベータテスト期間最後の遭遇戦の日がやってきました。
戦場に臨み、最前線で帝国艦隊との戦火を開く前に味方と連携して前線の拠点をひとつ落とした頃、事件が起きました。帝国の要塞が射線上にいる艦隊を味方もろとも瞬時に消滅させる威力を持つ「要塞砲」を発射したのです。要塞砲は発射される直前に味方からアラートが発せられますが、それを見てからの回避はほぼ間に合いません。
帝国のお貴族様たちはよほど面子が大事と見える…などとロールプレイに徹した感想を抱きつつ攻め上がり、初の部隊戦勝利という戦火も上げました。
しかし前線はどんどんと押し込まれてしまい、あわや形勢逆転という展開に。そんな時にふと艦隊チャットを見てみると「最悪の場合は要塞砲を撃ちます」とのひと言が! こっちも面子を大切にしてた! なんとか食い止めるからもうちょっと待ってェー!
結果としては、こちらは要塞砲を撃つことはなく、帝国との戦いにも辛勝できました。巻き込まれなくてよかった……なんとかベータテスト有終の美をむかえられたようです。
銀河帝国と自由惑星同盟の興亡を描く戦略シミュレーションゲーム『銀河英雄伝説 Die Neue Saga』は2024年にリリース予定です。二国間の争い(≒プレイヤー同士の対戦)にフォーカスされたゲームですが、もちろんそれだけではなく、新任提督であるプレイヤーを取り巻くオリジナルストーリーや、指揮官ごとに用意された「指揮官シナリオ」を追っていく楽しみも用意されています。
(C)田中芳樹/銀河英雄伝説 Die Neue These 製作委員会 (C)Aiming Inc.
※記事に使用している画面写真は開発中のものです
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