UIJターン枠を新設する地方企業が増加中/「地方創生のススメ」編集部 (東京過疎化プロジェクト)
INSIGHT NOW! / 2016年2月16日 7時5分
「地方創生のススメ」編集部 (東京過疎化プロジェクト) / 合同会社RegionWire
移住希望者を対象に採用活動を進める地方企業が徐々に増え始めているが、新年からIJUターンをターゲットにした採用枠を新たに設置した企業が相次いで現れた。
鳥取県のIT企業・株式会社LASSIC(ラシック)は、「50の地域に、1,000人の仲間を」(※)をスローガンに、特に首都圏を含む大都市圏からのIJUターン希望者の採用「地方創生採用」を開始。IJUターンは人それぞれの事情により移住可能な時期が異なることから、すぐに転職できる人から1年以内を目途に検討している人、さらには漠然と移住に興味がある人まで、経験者採用では態度変容の度合いに応じて4つのエントリータイプを用意した。(※)2016年1月時点では7拠点・115名を募集
また愛媛県松山市の古民家関連事業を展開する株式会社アステティックスジャパンは、「二地域居住採用(MATSUYAMA KOMINKA LIFE)」を導入。地方移住に興味があっても、いきなり完全移住することはハードルが高い。そこで1年目は東京と松山、それぞれの事業所での勤務日数を協議・設定して、少しずつ松山での生活に慣れていくことを目指す。なお2年目以降は原則として松山勤務となる。
以前「田舎企業はサテライトオフィスに学べ!」でも書いたが、高度経済成長期以降、地方の人材が東京へ流出するなかで地方企業は人材採用が不利とされてきたが、最近は地方移住に関心を覚える人たちが増えており、一部の企業はわざわざ地方にサテライトオフィスを構えるなど、地方企業にとって追い風が吹いている。
地方企業はこの機運を上手く利用して採用活動を展開することで、自社の事業成長・事業拡大はもちろんのこと、ひいては地域経済の活性化や東京一極集中による弊害の解消など、日本全体の課題解決にもつながる社会性がある取り組みになることだろう。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
LIFULLと栃木県日光市、「地域活性化に関する包括連携協定」を締結
PR TIMES / 2024年5月9日 13時15分
-
【5月2日】参加申込者数60名超!消滅可能性自治体を脱却した岡山県北・西粟倉村で求人中のローカルベンチャー17社が東京・八重洲で合同説明会+座談会を開催!
PR TIMES / 2024年4月27日 12時45分
-
【山梨県富士吉田市】山梨県内の中小企業を対象とし、ITプロ人材によるDX化推進を目的とした「地方経営アップデートDAY&交流会」(全3回)を実施
PR TIMES / 2024年4月26日 10時45分
-
2024年4月、静岡県浜松市にサテライトオフィスを開設します
@Press / 2024年4月23日 9時0分
-
【蒲郡市の温泉旅館で産学官ロールモデルが誕生】芝浦工業大学動態デザイン研究室の現役生4名が二拠点居住し地域デザイン
@Press / 2024年4月22日 13時0分
ランキング
-
1飲むヨーグルトが「乳酸菌バブル」でジリ貧の理由 市場は逆転寸前、かつての人気を取り戻せるか
東洋経済オンライン / 2024年5月19日 7時20分
-
2東京から新幹線…「新神戸」よりも、一駅先の「西明石」まで買った方がおトク!? JR往復割引「601キロ」のカラクリ
まいどなニュース / 2024年5月19日 8時2分
-
3ラーメン屋経営で地獄見たプロレスラーの気づき 川田利明が向き合う「お客様は神様です」の怖さ
東洋経済オンライン / 2024年5月19日 12時30分
-
4ローソン、コーヒーなどの「濃さ」選べる仕様に 背景に“客離れ”回避
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年5月19日 8時0分
-
5広がるタッチ決済乗車は訪日外国人観光客対応か 話題の「二重価格」が鉄道・バスに導入される可能性
NEWSポストセブン / 2024年5月19日 7時15分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください