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今日は何の日 5月10日は「愛鳥週間/バードウィーク」/INSIGHT NOW! 編集部

INSIGHT NOW! / 2016年5月10日 6時50分

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INSIGHT NOW! 編集部 / クイックウィンズ株式会社

戦後の復興が進められていた昭和22年4月、アメリカ人の鳥類学者オリバー・L・オースチン博士の提唱により、「鳥類についての正しい知識と愛護思想の普及」を目的とした「バードデー」が定められました。その後昭和25年に、この運動をより広めるため、毎年5月10日から16日までの1週間を「愛鳥週間(バードウィーク)」とすることが定められました。

首都圏でも街路や公園などで、思いのほか多様な種類の野鳥を見ることができます。例えば、ムクドリ、ヒヨドリ、オナガなど、スズメより大きくハトより小さい鳥たちは、比較的よく見ることができます。春先にはメジロが桜の蜜を吸いにきますし、シジュウカラやセグロセキレイなどの小さな鳥も頻繁に見かけることができます。今は大半が旅立ってしまいましたが、冬の海辺には大量の渡り鳥もやってきます。都会で野鳥といえばスズメ、ハト、カラスくらいと思われる方も多いかもしれませんが、実際には多種多様な鳥たちがすぐ近くに暮らしているのです。

大きめの池や野鳥観察舎があるような公園では、瑠璃色と橙色が鮮やかなカワセミを見ることもできます。この小さな美しい鳥は素人カメラマンに人気なので、たいていは何人もの巨大望遠レンズ付きのカメラを抱えたカメラマンが待機していて、どこにいるかすぐにわかります。構造色の羽は写真ではなかなかその美しさを出すのがむずかしいのですが、だからこそカメラマンの腕がなるのでしょう。時には、撮影場所を巡って争いまでおきるようです。鳥たちの楽園は広いので、おかしな場所取り合戦などせず撮影を楽しんでほしいものです。

最近ではSNSを通して、見知らぬ土地の鳥たちの生態を知ることもできます。ぽわぽわのカルガモのヒナたちや、北海道の「天使」シマエナガの小首をかしげた愛らしい姿、あるいは巨大な魚を無理やり飲み込むアオサギの姿など、実に多彩な鳥たちの姿を見ることで、野鳥をとても身近に感じられるようになります。見ず知らずの方の家のツバメの巣作りを見守っていたこともありました。せっかく作った巣が途中で崩れてしまったり、ヒナがカラスにおそわれたり、ツバメの生活もなかなか大変そうです。長年ツバメを見守る投稿者の方との交流も生まれたりと、ネットを介したバードウォッチング独特の楽しみ方もできます。

風薫る五月。爽やかで新緑の美しい、外歩きにはよい季節です。ほんの少し気を付けるだけで、たくさんの鳥たちがいることに気が付きます。ぜひ、ご自身の目で鳥たちを探してみてください。意外な発見があると思います。

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