複合ビル「大阪堂島浜タワー」が完成、特徴は？

「大阪堂島浜タワー」が完成、どんなところ？

　三菱地所、三菱商事都市開発、積水ハウス、三菱HCキャピタルの4社が、大阪市北区堂島浜一丁目において開発を進めてきた「大阪堂島浜タワー」が4月15日に竣工。商業ゾーンは4月、ホテル・観光展望施設は7月に順次開業すると発表した。

　本プロジェクトは長らく地域のシンボルであった「大阪三菱ビル」の建替え計画として、周辺の水辺空間と一体となった水都大阪のシンボルとなる新たなランドマークを目指して開発を進めてきた。

　「地上32階、延床面積約6万7000平米のオフィス・ホテル・商業ゾーンからなる複合ビルへと生まれ変わり、新たな働き方やさまざまな体験を提供することで周辺エリアの魅力をさらに高めるとともに、大阪の国際競争力強化に貢献していく」としている。

　同施設の場所は大阪・梅田駅、中之島、御堂筋の結節点に位置する。16階には誰でも利用できる観光展望施設が7月ごろにオープン。御堂筋・中之島方面を一望できるウッドデッキテラスに加え、屋内にはカフェや展望会議室も配置する。

●「商業・健康増進機能」概要

　1階には軽飲食・物販「cafe boo & passion et nature 堂島浜店」、コンビニ「ファミリーマート」、ゴルフ用品店「PINGフィッティングスタジオ大阪」、2～3階には健康診断センター「ウェルビーイング大阪堂島」がそれぞれ開業する。

　7月には「世界で唯一の“4つ星ホテル”」をコンセプトに掲げ、チェーン最大の548室の客室を備える「カンデオホテルズ大阪ザ・タワー」がオープン。

　客室は18～31階に位置し、全客室から大阪市内の眺望が楽しめるほか、建物最上階には地上135メートルで展望露天風呂とオートロウリュ付のサウナ「天空のスカイスパ」を備える。