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ソニー半導体「27歳営業リーダー」の仕事術 なぜストーリー作りを重視するのか

ITmedia ビジネスオンライン / 2024年7月6日 11時34分

 このほかイタリアのローマ市からの要望に応えて市内のバス停と到着する乗客数をIMX500で検知。この情報を活用して、バスが満員の場合に降車する人がいない時は、バス停を通過するよう運転手に指示するなど円滑な運行を支える実証実験も実施された。

●次はグローバル展開

 深山さんは、先のキャリアを見据えている。

 「エッジと呼ばれる先端分野からクラウドまで幅広い知識を要求されますから、日々キャッチアップするのが大変です。自分が得意な分野を作り、それを少しずつ広げていくようにしています。将来は、日本のリテールで培ったノウハウを使ってグローバルビジネスを展開したい。特にリテールの先進国である米国で試してみたいと考えています」

 数十年前は「テレビのソニー」と言われたソニーグループ。その後は音楽や映画などのコンテンツビジネスを手掛け、ゲーム事業でも成功。今や金融分野でも稼ぐ。

 ここにきて半導体事業では、最先端のセンサーを使ったソリューションビジネスに本腰を入れた。若手人材を思い切って登用し、新領域を開拓。その経営姿勢が若手社員にとっても魅力を生み、やりがいを得られる職場にしている。

 人手不足が深刻化している日本では、解決しなければならない問題は山積している。キーデバイスであるセンサーを使ったビジネスチャンスは無限大にあると言っても過言ではない。ソニーのソリューションビジネスは要注目だ。

(中西享、アイティメディア今野大一)

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