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AIで、旬の魚に合う「日本酒」造り 職人の勘を超える発見も

ITmedia ビジネスオンライン / 2024年7月18日 6時45分

 一部、東京や大阪の飲食店が、常磐ものを仕入れる際に、日本酒も仕入れてくれているという。こうした都心部の飲食店で相性の良い日本酒の味を知り、「福島に訪れる人が増えてくれたらうれしい」と期待を寄せる。

 今後は福島県のトラフグ『福とら』や、浪江町で始まる予定のサバの陸上養殖による『福の鯖(さば)』、サケ漁が再開されればサケに合う日本酒の開発にも意欲を示す。その上で、地域に根ざした酒造りと浪江町の復興への強い思いを語った。

 「浪江町は人が少なくなっている。自分たちが浪江に特化した酒造りを行い、人を集めるようなことをしていきたい」

 浪江町の人口は2011年は2万人を超えていたが、2020年は2000人を下回っており震災前の1割にも満たない(参照:PDFより)。

 鈴木氏からは、AIという最新技術を活用しながら地域の伝統や文化を大切にし、福島の復興に貢献したいという強い思いが感じられた。AIと職人の技が融合した新しい日本酒造りが、日本酒文化の発展と地域の活性化に新たな可能性をもたらしてくれると期待したい。

(大久保崇)

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