女性が牛丼屋に入りにくい問題どうする? 「吉野家」15年ぶり大規模出店 女性を狙った2つの店舗スタイルとは
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年6月29日 6時20分
吉野家ホールディングス全体に目を向ければ、2020年に「ステーキのどん」や「フォルクス」などのアークミール事業を手放し、翌2021年には持ち帰り寿司店の「京樽」事業をスシローグローバルホールディングス(現:FOOD & LIFE COMPANIES)へと売却した。国内のはなまる事業も芳しくなく、すき家のゼンショーのように多角化を進めたが、うまくいっていない模様だ。他事業がうまくいかない状況であらためて本業を伸ばそうとしたのだろう。
女性からは「牛丼屋には入りにくい」という意見も聞かれ、新業態店のポテンシャルはありそうだ。テークアウト店の半分が女性客であることからも、牛丼自体が避けられているわけではないことは明確であり、女性客を取り込んで再成長できるのか、吉野家の今後に注目したい。
●著者プロフィール:山口伸
経済・テクノロジー・不動産分野のライター。企業分析や都市開発の記事を執筆する。取得した資格は簿記、ファイナンシャルプランナー。趣味は経済関係の本や決算書を読むこと。
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