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「みどりの窓口は減ったけど、便利になったね」は不可能か いや、やればできるはず

ITmedia ビジネスオンライン / 2024年7月27日 7時30分

 車掌さんが持っている端末のような小型マルス端末を無線でサーバーに接続できれば、みどりの窓口が駅にある必要もない。キッチンカーのようなワゴン車に端末を載せて、出張窓口を展開してはどうか。携帯電話ショップがショッピングモールの片隅に屋台を出して契約者を募るように切符を売れる。

 窓口を駅の外につくれば、きっぷ購入者を駅から分散できる。小型端末を開発しなくても、係員がタブレットでえきねっとを操作してきっぷを予約し、駅で発券して取りに来てもらうか、郵送(送料負担は利用客)してもいい。

 通学定期券は駅ではなく、学校で販売したほうが効率的だ。新学期の初めに学校へ行き、定期券を出張販売する。生徒や学生は新学期に教科書を買うし、体操着なども買う。その並びで定期券を買ってもらう。同様に通勤定期も職場に出張して販売する。社員が個々に駅に行くことを考えれば歓迎されるのではないか。販売だけではなく、モバイルSuica定期券の講習会でもいい。

 そもそも売り物は紙片だ。軽いし小さいし、必ずしも店で売る必要はない。そう考えると、店番をしてお客さまを待つよりも、外に出てお客さまを見つけるやり方だってある。いや、それが商売の基本だ。

 「みどりの窓口は減ったけど、便利になったね」にするためには、発想の転換が必要だ。

 JRさん、釣りばかりではなく、狩りをしてみませんか。

(杉山淳一)

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