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タイパ重視のショッピングセンター「そよら」 イオンが続々出店を重ねている納得の背景

ITmedia ビジネスオンライン / 2024年7月31日 15時40分

(4)ベーカリー

(5)ランドリー

(6)クリニック

(7)シェアスペース(カフェ、イベントスペース、広場)

(8)習い事

(9)メンテナンス系サービス(理美容、サイクル、リペア)

(10)雑貨、日用品

 成田ニュータウン店の場合、直営部分では(1)~(4)と(7)が関連してくる。まず、1階には食品スーパーとして大型のイオンスタイルが入居しており、圧倒的な物量を感じる。“ザ・イオン”という感じで、目的もなしに来店すると、あれもこれもと、何を買えばよいのか、迷ってしまうほど、何でもある。

 また、目ざとい消費者ならば気付くいくつものポイントも潜んでいる。大きな売りは、鮮魚で対面販売を行うこと。顧客の要望に合わせて、調理法の提案や、三枚おろしやお造りなどの調理も行う。野菜は、富里市産を中心に、地場野菜コーナーを通年展開。精肉では、焼肉需要の高まりを反映して、火が通りやすい薄切り肉を充実させている。

 総菜でも対面販売を取り入れており、量り売りコーナーを設置。スイーツやピザ、唐揚げやフライなど種類も充実している。鮮度への意識はこれまで以上に強いのが、同店の特徴といえる。

 そよらの他店同様に、冷凍食品コーナーの存在感も際立っている。同店では、日常使いから、外食グルメ、スイーツまで約1100品目をそろえた。若年層に人気な韓国グルメのキンパやチーズボール、北海道から九州まで各地の人気商品を集めたご当地アイス・スイーツやご当地餃子のコーナーも展開している。

●ボンベルタ時代の売り場も継承

 食品売場に隣接し、調剤薬局を併設したドラッグストア「イオン薬局」も展開。オンラインで服薬指導も行う。医薬品のみならず、日用雑貨、文房具、肌着、化粧品なども販売している。近隣に8つの小学校があることから、文房具売場の8割はスクール用品とし、赤白帽、上履きなども用意する。

 ボンベルタ時代の人気コーナーも一部残っており、ブランドの一部入れ替えを行って強化している。例えば化粧品のカウンセリング売り場を継承し、インバウンドの利便性にも対応している。

 銘菓・ギフトのコーナーは、茨城県からも客が訪れるほど人気コーナーだったことから、31ブランドを継承するとともに、新規で8ブランドを導入し、39ブランドとさらに強化した。「銀座あけぼの」「ロイスダール」「浅草今半」「ラ・クレマンティーヌ」といったブランドが営業している。

 ベーカリー「ドンク」や、4階に集まるレディースファッション「クールカレアン」など6店のアパレルも、ボンベルタ時代から引き続き営業する。

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