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タイパ重視のショッピングセンター「そよら」 イオンが続々出店を重ねている納得の背景

ITmedia ビジネスオンライン / 2024年7月31日 15時40分

 専門店街では、3階にダイソーの3業態「ダイソー」「THREEPPY」「Standard Products」がそろって出店しているのが目につく。その他、各階に書籍や靴、中古品に眼鏡など、いくつもの有名店が入居している。

 飲食店は大衆的、あるいはファミリー向けの店がそろい、高級店は存在しない。アミューズメント施設も充実しており、ボーリング場やゲームセンターの他、屋上にはフットサルコートも備えている。

●小商圏が対象

 まだ完成していない店舗も多く、ホームセンター「コーナン」や「マクドナルド」「スターバックスコーヒー」、さらに「かっぱ寿司」など、これからオープンするテナントも多い。アネックス館には公共施設の他、フィットネスや学習塾などが入居している。

 ここまで見たように、そよらは半径2~3キロの小商圏を対象に、日常の生活をサポートする「食品スーパー+ドラッグストア+カフェ・レストランとタイパ型の専門店街と習い事教室」と、必要最低限にプラスアルファしたような店舗が集積した施設といえる。

 そよらの効果もあってか、イオンリテールを中心とした2024年2月期のイオンのGMS事業は、営業収益が3兆3893億円(前期比103.7%)、営業利益は283億円(同142億円増)と好調だ。従来の総合スーパー(GMS)とSCの概念を再定義するそよらは、新興の業態だけにまだまだニーズに合わせて進化する可能性を残しており、さらなる発展に期待したい。

(長浜淳之介)

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