1本1500円は当たり前!? 物価高でも高価格シャンプーが売れ続けるワケ
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年9月30日 15時0分
●物価高でも高いシャンプーが売れるワケ
大手メーカーや新興企業が次々とブランドを打ち出し、拡大を続ける高価格の市販シャンプー市場。美容系総合ポータルサイト「@cosme」を運営するアイスタイル(東京都港区)のリサーチプランナーは、拡大の要因にコロナ禍があると指摘する。
「コロナ禍のマスク生活では、思うようにメークができない日々が長く続きました。こうした中で新しい自己投資の対象として、ヘアケアが台頭したのです。入浴の一工程だったシャンプーの時間が、リフレッシュしたり自分自身をケアしたりする時間に変わりました」(アイスタイル リサーチプランナー)
シャンプーに対する認識が変わったことで、消費者の選び方も変化した。スキンケアのように、自分の髪質に合うもの、ダメージケアやうねりケアなど悩みを改善してくれるものを求めるようになっているのだ。かつては日用品だったシャンプーが、メークやスキンケアアイテムと同じ扱い=化粧品化しているといえる。
シャンプーの化粧品化は、長引く物価高で家計が厳しい中でも、高価格商品が売れ続ける要因にもなっている。化粧品を選ぶ際、効果や使い心地などさまざまな観点から「購入=投資すべき」と判断すれば、たとえ高価格であっても購入する傾向がある。こうした消費者の意向が、化粧品化したシャンプー選びにも反映されているのだ。
●激化する高価格シャンプー市場
高価格の市販シャンプー市場での競争は、今後ますます激化していくだろう。I-neはボタニストの強化を図り、頭皮ケアに特化したシリーズや、エイジングケアに特化したシリーズに注力している。3月には、ヘアカラーをしている人をターゲットにした新ブランドも立ち上げた。花王は今秋から来年にかけ、第2弾、第3弾の新ブランドを投入する。メルトの商品ラインアップも拡充する予定だ。
メーカーだけでなく、「&be(アンドビー)」や「Wonjungyo(ウォンジョンヨ)」など、人気メイクアップアーティストが手掛ける化粧品ブランドからも高価格シャンプーが登場している。プレイヤーが続々と増える中、高価格シャンプー市場で生き残りをかけた各社の取り組みが続く。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
化粧品製造工場×原料メーカーが開発したスキンケアブランド『soarsome(ソアソーム)』誕生!全国のドラッグストア・バラエティショップ・Amazonで10/1に発売
@Press / 2024年9月30日 10時30分
-
韓国発「プチプラ」コスメ、Kポップアイドル活用した広告戦略で存在感…「流行の多くは韓国のSNS発」
読売新聞 / 2024年9月24日 8時4分
-
「BOTANIST」「YOLU」のシャンプーがガシャポンに!?小さいボトルが可愛すぎる...!
東京バーゲンマニア / 2024年9月11日 20時32分
-
I-neとガシャポンの初コラボ! - 「BOTANIST」と「YOLU」のシャンプーボトルを約5cmで再現
マイナビニュース / 2024年9月9日 11時39分
-
「BOTANIST」と「YOLU」からミニチュアシャンプーボトルの「ガシャポン(R)」が初登場!9月より全国で順次発売開始
PR TIMES / 2024年9月3日 12時0分
ランキング
-
11本1500円は当たり前!? 物価高でも高価格シャンプーが売れ続けるワケ
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年9月30日 15時0分
-
2「市場の洗礼を浴びている」日経平均株価が一時2000円急落 石破新総裁の誕生受け
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年9月30日 9時7分
-
3「ドンキでボトムスは売れない」からヒット商品誕生へ 長年の苦戦を変えた2つのこと
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年9月30日 15時30分
-
4日経平均終値、1910円安の3万7919円…下落幅は過去5番目の大きさ
読売新聞 / 2024年9月30日 15時8分
-
5仕事は必要最低限 「静かな退職」に職場はどう向き合えばいいのか?
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年9月30日 6時35分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください