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仕事のミスを隠そうとする部下、掛けるべき「一言」

ITmedia ビジネスオンライン / 2025年1月7日 8時10分

 このようにKさんが言うなら、問題の根は深い。Kさんに

 「ちゃんと説明しろよ。これは君のミスだぞ」

 と突き放してしまうと、問題をさらに大きくする。

 このように上司は丁寧な対応が必要だ。「ミス」と聞くと、「うっかりミス」をはじめとしたヒューマンエラーしか思い浮かばない人は多い。しかし、そんな先入観を上司が持っていると、部下は安心してミスを報告しなくなる。

 「自分のミスじゃないのに、責められるのはいつも自分だ」と思い込み、隠すようになる。

 繰り返すが、上司はミスの種類を細かく分解し、部下と一緒に考えることだ。

 「申し訳ございません。ミスが発生しました」

 部下にこう言われたら、

 「何やってんだ! またお前かよ」

 「意識が足りないんだよ。ったく!」

 と反射的に叱らず、

 「分かった。対策をしたら、ミスの発生原因を一緒に考えよう」

 と冷静に伝えよう。そうすることで、部下は安心してミスを報告できるようになる。これをキッカケに上司と部下は信頼関係を強めるだろう。もちろん部下の成長にもつながっていくはずだ。

●著者プロフィール・横山信弘(よこやまのぶひろ)

企業の現場に入り、営業目標を「絶対達成」させるコンサルタント。最低でも目標を達成させる「予材管理」の考案者として知られる。15年間で3000回以上のセミナーや書籍やコラムを通じ「予材管理」の普及に力を注いできた。現在YouTubeチャンネル「予材管理大学」が人気を博し、経営者、営業マネジャーが視聴する。『絶対達成バイブル』など「絶対達成」シリーズの著者であり、多くはアジアを中心に翻訳版が発売されている。

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