1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. ビジネス

社会人の勉強法 「オンラインサロン」だけは避けるべき、これだけの理由

ITmedia ビジネスオンライン / 2025年1月14日 8時10分

社会人の勉強法 「オンラインサロン」だけは避けるべき、これだけの理由

オンラインサロンに入るのは非効率的だ(イメージ)

 社会人がやらないほうがいい勉強法をお伝えしておきたい。それはたった1つだけ、交流がメインの講座やオンラインサロンに参加することだ。

●オンラインサロンやコミュニティーに入るのはやめる

 人と人とが交流する時間や機会をやたらとお勧めするコミュニティーやオンラインサロンなどは、できる限り避けたほうがいい。確かにモチベーション維持のためには効果があるだろう。しかし、交流のための時間が大きく取られると勉強効率が非常に悪くなる。

 私がとても気になる言葉を紹介する。それは「勉強になります」という言葉だ。交流会などでビジネスパーソンと会い、いろいろ話をしていると、

 「とても勉強になります」

 「学びの深い時間になりました」

 などと言われることが多い。あるテーマについてレクチャーしてそう言われるのはうれしいが「実際にいったい何が勉強になったのか?」と問いたくなる。何かを学んだ際のポイントは「記憶」である。それでは、一体何が記憶されたのか、必要なときにタイミングよく思い返せるように脳に記憶された知識やノウハウは何か? と問いたくなってしまう。

 その場限りの「気付き」を得ただけで、「勉強になります」と言ってはいないか。実のところ、何を隠そう、私も昔はそうだった。いろいろなコミュニティーに参加し、著名な著者、経営者に会いに行って、「勉強になります」と言い続けた過去がある。

 楽しいし、その時間は充実している。だが、結局は何も残らなかったことが大半だった。

●勉強は一人でやるもの

 先にも述べたが、勉強は一人でやるものだ。資格試験や高校受験、大学受験を思い出してほしい。人から刺激を受けることは大事だ。しかし誰かと交流している時間があるぐらいなら、10分でも20分でも勉強したほうがいいと思ったはずである。それは社会人になっても当然同じだ。

 もちろん、人と交流することによっていろんな学びを得ることができる。しかしそれは、そのテーマにおける理解レベルが「知識と経験が点と点でつながり、腹落ちしている状態」になってからにしよう。

 理解レベルがそれ以上になれば、同レベル以上の人と話をすることで、深い気付きを得られるだろう。例えば「採用におけるAI活用」というテーマで考えてみる。

 理解レベルが低いと「やっぱり採用面接にもAIを活用したほうがいいんですね。勉強になります」ぐらいしか言えない。こういった発言を聞いて相手も「ああ、そうですね。確かに、時代は変わっていきますからねえ……」

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください